それでは「ProLite B2783QSU」のメニュー画面を操作しつつ、各種機能に触れていってみよう。操作ボタンは本体右下に配置されており、下から押し上げる形で操作する。最近多いタッチパネル方式ではなく物理ボタンが用意されているため、直感的な操作が可能だ。

本体の右下に6つの物理ボタンが配置されている。設定時はディスプレイを見つつ、本体の下に手を入れて押し上げるよう操作することになるだろう

入力選択はINPUTボタンから行う。通常は入力信号を検知してAUTOで切り替えられるが、任意に変更を行いたいときはこちらから操作しよう。ENTERボタンを押した場合は、メインメニューが表示される。輝度やカラーなどを調整したい場合はこちらから行おう。なお輝度を最低にした場合の消費電力は18~20Wほど、最高に設定した場合は44~46Wまで上昇した。

INPUTボタンは、文字通り入力端子の切り替えに使用する

Enterボタンを押すと、メインメニューが表示される

左矢印ボタンを押すと、ECOモードのオン/オフが行える。オンにすると通常よりも約48%の消費電力軽減が可能だ。ただし画面は若干暗くなるほか、ACR機能がオフになってしまうため、目的に合わせて利用しよう。右矢印キーは内蔵スピーカーやヘッドフォン接続時などの音量調整となる。

左の矢印ボタンを押すと、消費電力を軽減するECOモードをオン/オフ可能。オンにすると画面が若干暗くなり、ACR機能が使えなくなる

またEXITボタンを1~2秒長押しすれば、ブルーライトを低減させるBlue Light Reducer機能を利用することができる。液晶パネルが放つブルーライトは目の疲れや体調不良を引き起こす原因になるといわれており、テレビよりも近距離で見続けることになる液晶ディスプレイにおいては影響が大きい。この機能をオンにすることでメガネやフィルターなどを利用することなくブルーライトを低減可能だ。代償として画面の色調が変わってしまうため、必要に応じて切り替えよう。

EXITボタンを1~2秒長押しすると、Blue Light Reducer機能の設定が行える。もっともブルーライトを低減できる"モード3"にすると、画面にかなり黄味がかかる

さらに本機は、フリッカーフリーLEDバックライト技術を搭載。頭痛や眼精疲労などの原因の1つとも言われている、液晶ディスプレイのバックライトが引き起こすフリッカーと呼ばれるちらつきへの対策も行われている。こちらはとくに設定を必要としないため、本機を使用している方であればだれでも恩恵を得ることが可能だ。Blue Light Reducer機能と合わせて利用すれば、体調不良をしっかりと抑えることができるだろう。

2560×1440ドット(WQHD)という高解像度を活かした作業効率の高さに加え、長時間PCを使い続けられるアイケア機能と省電力設定を備えた「ProLite B2783QSU」は、ビジネス用途において大いに活躍しそうだ。