【特別企画】

格闘ゲームはもちろん普段使いにも! ベンキューの液晶ディスプレイ「RL2460HT」実力を試してみた

1 RL2460HTの液晶モニターとしての素性をチェック!

 
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ゲームファン向け液晶モニター製品を数多くリリースしているベンキュージャパンから、ピンポイントで格闘ゲームファンに向けられた液晶ディスプレイ「RL2460HT」が発売された。

本稿では、RL2460HTの基本機能の紹介はもとより、実際に格闘ゲームをプレイしてみた感想と、RL2460HTの特徴的な機能であるHDMIパススルー出力機能の活用についてもレポートする。

「RL2460HT」

RL2460HTの液晶モニターとしての素性をチェック!

まずは、RL2460HTの基本情報から紹介していく。画面サイズは24V型ワイドで、フルHD(1920×1080ピクセル)のTN型液晶パネルを採用しており、表面はいわゆるノングレア(非光沢)仕様で、周囲の情景の映り込みの少ないタイプになる。

TN型液晶パネルとはいえ、視野角は水平170°、垂直160°が確保されており、パーソナルユースが想定される本製品には必要十分なスペックといえる。

日本では、IPS型液晶パネルに対する信奉が厚いが、液晶素子の応答速度面ではTN型の方が断然早く、ベンキューのゲーム用液晶モニターの主力製品は、"あえて"TN型液晶パネル採用しているものが多い。ちなみに、RL2460HTの液晶画素の応答速度は中間階調(GTG)で最速レベルの1msを誇る。

なお、以前筆者がレポートした「XL2420Z」は一人称シューティングゲーム(FPS)ユーザー向けということでリフレッシュレート(フレームレート)144Hzにまで対応した製品だった。しかし、本製品は最大リフレッシュレートが76Hzまでであり、リフレッシュレート60Hzが基本の格闘ゲーム向けになっている。

バックライトシステムは省電力性能に優れた白色LEDをエッジに配置するタイプ。輝度性能は250cd/平方メートルと液晶モニターとしては標準的な輝度性能だ。

外形寸法はW579×H502×D213(mm)。極端な狭額縁設計でもないので、見た目的にはごく一般的な24V型液晶モニターのサイズという感じだ。重量は約5.2kg。こちらもこの画面サイズとしては標準的な重さと言える。

スタンドは左右首振りのほか、下向き5°、上向き15°のチルト調整にも対応

スタンドは首振り回転の他、下向き5°、上向き15°のチルト調整も可能となっている。スタンドの高さ調整範囲は11cmで、最も高い位置に固定すると画面下辺がテーブル面から約17cmとなる。最下位に固定すると約6cmだ。今回、原稿を書く都合で、RL2460HTの前にノートPCを置いていたのだが、スタンド位置を最高位固定すると、ノートPCの画面のちょうど上にRL2460HTの画面が来るので、下の写真のような"2画面作業"がしやすかった。なお、XL2420Zのような、運搬用の取っ手ギミックはRL2460HTに搭載されていない。

スタンド位置を最高位にするとこのようにノートPCの後ろに置いて使うのにも便利

また、RL2460HTにはピボット機能があり、縦画面状態での設置が行えるのも面白い。なお、標準スタンドは取り外しが可能となっており、取り外した場合、10cm×10cmのVESAマウントアーム(別売)を実装できる。マルチ画面環境をVESAマウントアームで構築したい人には、嬉しいところだろう。

画面をクルリと回すことで縦画面設置にも対応

接続端子は背面側に実装されており、HDMI(ver.1.4)が2系統、DVI-Dが1系統。アナログRGB接続用にミニD-sub15ピン端子を1系統備えている。

左端のHDMIがHDMIパススルー端子。2系統のHDMI入力端子のうち、画面に映っている映像を選択出力する仕様

アナログ音声入力端子としては、直径3.5mmのミニステレオジャックを1系統備えている。この他、ステレオ・ヘッドフォン端子も実装。スピーカーも、小径ユニットながら、2W+2W構成のステレオスピーカーが備わっている。PCやゲーム機とHDMI接続した際、デジタル音声がHDMI経由で伝送されていれば、しっかり音を鳴らすことができた。

音声入出力端子は電源コネクタ側に隣接したところにレイアウトされている

消費電力は標準で24W、最大で36Wとなっており、エコモードにすれば20Wにまで抑えられる仕様。このクラスだと標準的な消費電力スペックといったところだ。

OSDメニューは完全日本語対応。OSD操作は画面右側面に縦に並ぶボタンを押して操作する一般的な方式を採用。「格闘ゲーム用液晶モニター」というキャッチコピーが付けられているので、「どんな特殊な液晶モニターなんだ?」と身構えてしまう人もいそうだが、液晶モニターとしてのスペックは、一般的なPCユーザーやゲームファンが望みそうなスペックを一通り網羅した「質実剛健な製品」という印象だ。取り立てて奇抜な部分もないので、普段使いの液晶モニターとして使用してもいいだろう。

普段使いの液晶モニターとしての実力は?

まずは、普通の液晶モニターとしてPC画面、写真、動画などを見ていきたい。

ゲームユーザー向け液晶モニターということで、普段使いの画質を心配する人もいそうだが、「画像モード」(いわゆる画調モード)を「sRGB」にすると、クセのない発色となり、一般的な液晶モニターと何ら変わりのないナチュラルな画質となる。もし、暗部階調が締まりすぎていたり、明部が飛び気味で飽和していると感じたら、「HDMI RGB PC範囲」の設定をチェックしてほしい。PCとRGB接続した場合は「0-255」設定にすべきなのだが、これが「16-235」設定になっている可能性があるからだ。

「HDMI RGB PC範囲」は接続する機器によって調整が必要だ。PCならば通常は「0-255」、ゲーム機の場合はゲーム機側とRL2460HT側の設定を合わせる必要がある。合わせないと映像は映っても正しい階調表現にならない

Windowsアプリケーションを活用するような一般的なPCオペレーション用途向けには、眼精疲労の一要因と言われる青色光(ブルーライト)を低減する「ブルーライト軽減」モードや、輝度を抑えた「エコ」モードなどを利用するのが良さそうだ。

使い分けとしては、文字や図版を相手にする仕事であれば、色に対する重要度は低いはずなので「ブルーライト軽減」モードを活用するのが良いと思う。軽減度は「0」から「10」にまで調整できるが、軽減度最大の「10」とすると青味が失われ色温度がかなり下がった映像となるためだ。一方、ある程度、色を重視したいという用途では、画面全体は暗くなるがカラーバランスが維持される「エコ」モードがいいだろう。「エコ」モードは電力消費が通常時と比べて30%近く低くなるというのも魅力だ。

「ブルーライト軽減」モードは数値を上げるほど青味が減退する。映像の色合いとしては赤味が強くなる

なお、ベンキューによれば、RL2460HTは、「フリッカーフリーバックライト」対応モデルだそうで、長時間使用するユーザーの目の疲れ低減に大きく貢献すると説明している。LEDバックライトを使用する液晶モニターでは、液晶画素の書き換わり途中を隠すために、バックライトスキャニングと呼ばれる、バックライトの高速明滅制御を行っている。ベンキューの「フリッカーフリーバックライト」対応モデルでは、この速度を極限まで上げて、事実上、フリッカーを排除したとのこと。目の健康に対して意識の高いユーザーには、こうした機能は歓迎されるポイントになるだろう。

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目次
(1) RL2460HTの液晶モニターとしての素性をチェック!
(2) 格闘ゲームのプレイ感を実証!

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