『機動戦士ガンダムオンライン』を快適に楽しめるTSUKUMO「G-GEAR」

老舗PCパーツショップのTSUKUMOは、カスタムメイドPC「eX.computer」の販売でも、かねてより定評があり、スタンダードなデスクトップPC、ノートPCからCGクリエイター向けPC、ゲーマー向けPCまで、幅広いラインナップを用意している。今回、ゲーマー向け「G-GEAR」シリーズに、オンラインアクションゲーム『機動戦士ガンダムオンライン』推奨モデル(販売価格92,980円)が登場したので、ゲームPCに求められる使い勝手とパフォーマンスを実際に検証してみた。

『機動戦士ガンダムオンライン』はバンダイナムコオンラインが提供する、多人数参加型のアクションゲーム。アニメ『機動戦士ガンダム』での、地球連邦軍と連邦からの独立を目指すジオン公国軍との戦いを舞台にしており、プレイヤーは連邦軍、ジオン軍どちらかを選択し、モビルスーツのパイロットとなって参戦する。最大で52対52、総勢100名以上が同時参加するという大規模戦闘が特徴で、プレイヤーはカスタマイズしたモビルスーツで敵機と戦うほか、敵軍施設の破壊、敵本拠地の制圧といったミッションに加わる。また、フィールドで戦闘を行うだけでなく、パイロットに任務を指示する「指揮官」に名乗り出ることも可能で、自軍部隊が任務を達成するごとに爆撃や補給といった支援を発動することができる。

ゲーマーに好評のG-GEAR専用ケースを採用

今回の試用機のスペックはG-GEARの「GA7J-C43/E」をベースとしている。"Ivy Bridge"世代のCore i7やGeForce GTX 660などを、ミドルタワー型の筐体に搭載した、価格と性能のバランスが良い製品で、『機動戦士ガンダムオンライン』はもちろん、さまざまなゲームを快適に楽しむことができる。

筐体はこれまでも好評のG-GEARシリーズ専用ケースで、ゲーマー向けPCとしてはコンパクトでスマートな印象だが、内部には大型ビデオカードにも対応できる十分なスペースを用意しており、拡張やメンテナンスの作業も行いやすい。

ゲームをプレイする際の高負荷連続稼働を前提としたエアフロー重視の設計となっており、フロント、サイド、リアいずれの面にも多数のエアホールが設けられているほか、フロントとリアそれぞれに120mm径の吸排気ファンを搭載。エアフローが不足している場合、アイドル時は静かでも、高負荷での動作が続くと極端に騒音が増えるといった現象が発生することがあるが、本機の場合はエアホールとファンによって十分な風量が確保されており、ベンチマークテスト中も耳障りな音は感じられなかった。

作業のしやすさ、使い勝手を高める部分としては、4基のHDDベイをスクリューレスマウンタ式としており、ネジ止めなしで簡単にHDDを固定できるようにしているほか、サイドパネル、フロントパネルなどもドライバーを使わず脱着が可能な構造となっている。本体を床置きにした場合も手の届きやすいフロントパネル上端部に、電源およびリセットスイッチ、USBポート、ヘッドフォン、マイクの各端子を備えているほか、天板にはラバーの滑り止めパーツが設けられており、携帯電話やDVDケースなどの小物を置いたときに滑り落ちるのを防いでいる。

電源ユニットはTopower製の「TOP-500D-B」(最大550W、定格500W)を標準搭載している。変換効率の高さを示す「80PLUS BRONZE」認証を取得した製品で、BTOオプションでさらに大容量のユニットに変更することも可能。手頃なものとしては「TOP-650D-B2」(最大700W、定格650W)がプラス2,625円で選択できるので、将来より上位のグラフィックスカードへの変更や、多数のHDDの搭載を検討しているユーザーは、あらかじめ電源のアップグレードを行っておくのもいいだろう。