デモコンテストの申し込みをし、昨年12月下旬からミラートレーダーを活用した「自動売買取引」と、自分の判断で売買する「裁量取引」にチャレンジしてみた。デモトレードの最初の資金は500万円。いざ、勝負!

※体験レポート前編はコチラ

「ボックス相場は逆張りで攻める」?

昨年は歴史的な円高が話題となったが、ずーっと円高が進んでいるかというと、そうではなく、1ドル=76~78円台の「円高水準がキープされている」のが現状。つまり、基本的には相場が一定の範囲内で上下している状態が続いている、というわけ。これを、まるで箱の中に入っているみたいだから、ということで、「ボックス相場」と言うんだそうな。 (ちなみにボックスを突き破って相場が上昇することを“上昇トレンド”逆に下がることを“下降トレンド”と言う…らしい)

色々と調べていると、売買の仕方には
・順張り
・逆張り
というものがあるそう。 順張りとは、相場が円安ドル高に振れるのを確認してからドルを買う方法。例えば、1ドル100円→102円になってから 「これは今後ドル高が進行する傾向がありそうだから、ドルを買っておけば儲かるはず…」 とドルを買うのが順張り。

一方、逆張りは、相場が例えば100円→98円など円高ドル安になるのを確認してからドルを買う方法。なんでこんなことをするのかというと、 「きっとこれがドルの底値に違いない」 とある程度の予想を入れながら売買をすることで、順張りよりも底値で買える可能性が高まるからだ。

お分かりの通り、逆張りはある程度の経験や勘が必要な玄人向け戦略。素人は、まずは順張り売買からはじめるのが良いんだそうだが、色々と調べたところによれば、ボックス相場は、一定の範囲で価格が上下を繰り返すため、逆張りでの底値買いを狙いやすい絶好のチャンスなんだそう。 「逆張りで底値狙い戦略がうまくいったら大儲け!賞金10万円ゲットできるかも!!」 という煩悩と、 「失敗しても、どうせ無料のデモトレードなんだから…」 という気楽さとで、とりあえず大穴狙いの逆張り売買に挑戦してみることにした。

「7FX Mirror Trader」では、300種類以上のストラテジーを活用でき、簡単な操作でシステムトレードができるのが最大の特徴。今回は、数あるストラテジーの中から、上記の「逆張り戦略」を実現してくれるシステムを選んだ。ボックス相場が続くなら、きっとこれで大丈夫なはず!続くなら…だけど…。

いよいよ「ショート」で取引開始?

まずは下の、ドルの金額がどれぐらい上下しているかの推移が分かる表をご覧いただきたい。

ちなみに「赤の棒」が、ドルが下がった状態、「緑の棒」が、ドルが値上がりしている状態を表している。 真ん中、緑の棒が縦長に伸びているのは、10月31日の為替介入で1ドル=79円台まで突入した時だ。ニュースにもかなり取り上げられたので、覚えている方も多いかもしれない。 注目していただきたいのは、それ以降は77~78円台がずっと続いている状態というところ。 そう、以前予想した「76~78円のボックス相場」という読み通りとすれば、次第にドルは値下がりして76円ぐらいまで下がる(はず)という状況なんである…! ということで、これは「ショート」で取引を開始する絶好のチャンスだ!

ちなみに、「ショート」って何?という方がほとんどと思うので、ちょっと説明を…。

例えば八百屋が、みかんを農家から1個100円で買って、お店で客に110円で売るとしよう。 何かを売買するときは、この「仕入れてから売る」のが一般的だと思うが、この、「仕入れてから売る」行為をFX用語では、「ロング」と言う。 ドルを買って、値上がりしてからそのドルを売ることで差益を得る売買方法、というわけ。

しかし、例えば八百屋が、みかんを農家から「後でお金を払うから」と約束して、借りてきたとしよう。 まずは、その「借りてきたみかん」を110円で、お店に並べて客に売る。 その後、みかんの値段が100円に値下がりしたタイミングで、農家の方に「お金を払いますよー」と言って100円を渡すと、なんと10円の差益が生まれるんである! (この八百屋さんの例えだと、なんとなく悪いことをしているように見えてしまう…笑) この「先に売って、あとでお金を払う(買う)」ことで差額を得る売買方法を、FX用語で「ショート」と呼ぶんだそう。

説明が長くなってしまったが、今のタイミングでは、
・現在、ドルが78円台
・将来的に76円台まで値下がりするだろう
と予測しているので、まずは先に売って、後でお金を払うことで差額を得る「ショート」を選択してみた、というわけだ。

ちなみに注文の際に、「指定の額に達したら、勝手に売った分を買い戻してくれ」という指示をすることができる。(「リミット注文」と言う)まずは1ドル78.10円のタイミングで5万ドルを売って、77.60円まで下がったら勝手に買い戻すよう設定しておいた。

さて3日後にログインしてみると、ドルが順調に下がっており、無事利益を確定できていた。25,000円の儲け…嬉しい……!寝てても、見てなくても、言われた通りにちゃんと仕事をしてくれるのは確かにいいかもしれないぞシステムトレード…。

システムに頼らず、裁量取引にもチャレンジしてみた…

「もしかして、才能あるんじゃないか自分!」 と胸を張りたいところだが、実は調子に乗って、ドルと同時にユーロにも手をだしていた。しかもこっちは、なるべくシステムに頼らず、自力であれこれ売買をやってみて、自動売買と比較してみようという趣旨である。 まさかこのユーロ買いが、後々の悲劇を生むことになろうとは…。 債務問題で揺れるユーロだが、12月26日のユーロは101.80円程度。とりあえず1万ユーロほど買ってみた。

12月29日

3日後には、1ユーロ=100.50円台まで下がっていた。ううむ…。単純に1万3千円ほどのマイナスである。

本来、大きく損を抱えてしまったら、これ以上傷口を広げないためにも「損切り」(損を確定させること)すべきところだが、「きっとこれが底値だから、反発するに違いない」と思い、さらに1ユーロ100.50円で1万ユーロの買い増しをすることに。しかし……。

1月4日

「円高ユーロ安で1ユーロ=100円割れ」というニュースを見て、慌ててログインしたのが1月4日。100円台で底値だと信じていたのに、99円台に突入とは……。でも、「流石に、もうそろそろ上がるはず!」と淡い期待を持ちながら、じっと耐えることにした。

1月7日

そんな淡い期待を打ち砕き、追い討ちをかけるように1月7日には「1ユーロ=98円台に入った」という最悪のニュースが……。さすがにこれはもうダメだと諦め、98.089円で2万ユーロすべてを損切りした。その額、約5万円……。

デモだからよかったものの、市場の怖さを痛いほど味わった……。 やはり、初心者の自分は、自分でなんでもしようとせずに、エントリーのときに「ストップ注文」をしておくべきだったと激しく後悔。 まだまだ自分だけの力じゃ、簡単に儲けるっていうのは難しいのかな…。

感想

さて、やってみた感想としては、 「難しいけど奥が深そう」 というところ。 当初は「ボックス相場が続く」という読み通り、シストレでも順調に利益が出ていた。 しかし、ユーロの取引で大失敗してしまい、このあとも色々と手を尽くしてみたんだが(文字数の関係で書けなかったんですよ…)、結局はトータルで約2万円ほどのマイナスという残念な結果に。 ただ、ここまでの戦績は32勝16敗と勝率で見ればかなり高かった。デモコンテスト終了の3/3までいろいろと試しながら、引き続き賞金10万円を狙っていきたい。



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