待望の続編のリリースで盛り上がる『ファンタシースターオンライン2』
まだ高速通信回線も整備されていなかった日本のインターネット黎明期から、国内のオンラインRPGを牽引し続けてきた伝説的なタイトル『ファンタシースターオンライン』に、ついに正式な続編『ファンタシースターオンライン2』が誕生する。サービス開始に向けて順調にαテストやβテストが行われており、完成を心待ちにしているユーザーも多数いることだろう。
そんな『ファンタシースターオンライン2』を楽しみたいユーザーのために、このたびツクモから「G-GEAR 『ファンタシースターオンライン2』 推奨認定モデル」が発売された。推奨されているからには当然、確実にゲームは動作するのだが、ゲーミングPCとしてどの程度の実力を備えているのだろうか。実際に販売されている製品と、一部BTOパーツをそのままお借りしたので、検証してみるとしよう。
G-GEARを各種カスタマイズして快適なゲームプレイを!
今回レビューする「G-GEAR 『ファンタシースターオンライン2』(以降『PSO2』) 推奨認定モデル」は、ツクモのゲーミングPCブランド「G-GEAR」モデルをカスタマイズし、購入特典をプラスした製品だ。ミドルタワーとしてはわりとスリムなゲーミングケース「62R3」に、4月末に発売されたインテルの第3世代Core プロセッサーシリーズ、通称「Ivy Bridge」を搭載している。
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正面からみるとスリムな印象を受けるケース「62R3」。2011年8月よりG-GEARに採用されているゲームPC用の製品だ |
背面の12cmファンでケース内の熱を排気する。ゲーミングPCらしく、冷却向上のため拡張スロットカバーにも通気口を備えている |
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側面にも大きめの通気口が設けられている。CPUやグラフィックスカードから発生する熱対策として役に立ちそうだ |
左側面カバーを開けたところ。各種ケーブル類はきれいに束ねられており、空気の流れを阻害しないよう配慮されている |
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ケース上部にはゴムの滑り止めが貼り付けられている。スマートフォンなどを置いて充電するスペースとして活用しよう |
USB3.0などの最新端子を備えたリアパネル。内蔵グラフィックス用端子は間違えて接続しないよう養生テープで塞がれている |
『PSO2』で推奨されるグラフィックボードのレベルは?
ゲーミングPCの注目ポイントといえば、グラフィックボードが真っ先に挙げられる。本機では『PSO2』で推奨されるNVIDIA製の「GeForce GTX 560」が標準で搭載されている。BTOカスタマイズではほかの500シリーズや最新の「GeForce GTX 680」も選択が可能だ。特に「GTX570」は5月31日現在、特別価格で提供されているので狙い目といえる。今回はカスタマイズを行うとどれだけ性能が変わるかを計測するために「GeForce GTX 580」でもテストしている。後ほどベンチマークで確認してみよう。なお、ハイエンドグラフィックボードにアップグレードする際は、消費電力を考慮し、より容量の大きい電源に変更するようにしたい。