レバレッジ規制に関するアンケートを再び実施

昨年の8月より、投資家保護、投資家の過当投機防止、及び、FX業者のリスク管理を目的としたFXのレバレッジ規制が実施されている。これ以降、最大50倍までとされているレバレッジ規制が、2011年8月からは最大25倍になるのをご存知だろうか。

マイコミジャーナルでは、昨年夏の調査(「レバレッジ規制直前アンケート!」)に引き続き、さまざまな影響が考えられるFXのレバレッジ規制について、アンケートを実施。回答可能期間は2011年1月14日(金)から2011年1月 30日(日)まで。エントリーはマイコミジャーナル上で受け付け、有効回答数は147通だった。

回答者のプロフィールは以下のような結果となっている。

レバレッジ規制に関する5つの事実

前回のアンケートでは、「レバレッジ規制に関連して、以下の項目の中で内容を詳しく知らない事柄はありますか?」という質問で、レバレッジ規制に関する大切なトピックスについての認知を問いかけた。今回は、同様の質問に加え、利用実態を把握するための設問も併せて問いかけている。その結果から3点をピックアップして、簡単な概要を以下に掲載する。

まず、はじめの設問がこちら。

経過措置として最大50倍までとされているレバレッジ規制が、今年の8月より最大25倍となる。先回、2010年7月中旬に実施したアンケートでは、レバレッジ上限が50倍となる事を、約半数の回答者が知っているという結果が出た。これに対し、今回は認知度に関しては前回より15ポイント上昇し66%となった。これをみると、昨年の規制がきっかけでレバレッジ規制に関しての認知が高まり、今年に実施される(25倍の)規制に対しても事前に情報を収集している可能性がある。

続いて、規制後の対応について。

このアンケート結果をみるに、規制後にメイン口座の変更を行った個人投資家は多くはないようだ。また、昨年実施のアンケートでは、「レバレッジ規制後の対応策を考えていますか?」という質問に対し、「現状の取引スタイルと変わらない」と回答した人が59.1%と最も多く、約6割を占めていた。

昨年のレバレッジ規制の際に行った調査では、規制前後で取引スタイルの変化があった人は2割程度であった。今年のレバレッジ規制の実施に伴って、取引スタイルにどのような変化が起きるかは注目したい。また、取引デバイスについて興味深いデータが確認できた。

個人投資家の約半数はモバイル端末(携帯電話、スマートフォン)から取引をしており、中でも3人に1人はスマートフォンで取引をしている、という結果が得られた。スマートフォン端末の機種増加や、タブレットPCなどの新たなデバイスが台頭してきている現状より、この割合は今後も継続、もしくは増加していくことが予想される。FXユーザーにとってスマートフォンが重要なデバイスとなることは間違いないのではないか。

今年のレバレッジ規制後も、利益を出すためには、為替変動に対してのチェックが大切なポイントであることは変わらない。こうした点からも、今後はFXユーザにとって、情報を手元で即座に得られる、スマートフォン端末の重要性が高いのは確かだ。

最後に日常的に使用しているFX取引ツールも併せて問いかけている。こちらは複数回答可能な項目であり、全体数からの割合では図のような結果となった。回答の多い順に明記すると、サイバーエージェントFXの「Cymo」を筆頭に、フォレックストレードの「iPalmo」、クリック証券の「iClickFX」、岡三オンライン証券の「岡三オンラインFX」という順番となった。

マイコミジャーナル FXカテゴリでは、引き続きFXに関する情報を伝えていく予定だ。引き続き注目してほしい。

(マイコミジャーナル広告企画)

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