レノボ・ジャパンのThinkPadと言えば、ビジネスマンのモバイルノートというイメージが強い。なかでも代表格と言えるのがThinkPadのなかで一番コンパクトな軽量・薄型のXシリーズだろう。Xシリーズには、現在12インチディスプレイ/標準電圧版CPUを搭載したX200、同じく12インチディスプレイ/低電圧版CPUを搭載したX200s、さらに13インチディスプレイ/光学ドライブを内蔵可能なX301の3つのラインがある。今回レビューするのは、このなかで携帯性とパフォーマンスのバランスに優れた「ThinkPad X200」だ。

ThinkPad X200の特徴はとても多い。IBM時代から脈々と受け継ぐThinkPadの堅牢性や使い勝手はもちろん、最新世代のX200ならではの洗練されたコンパクトサイズ、そしてこのサイズのなかに詰め込まれた充実のインタフェース、さらには妥協の無いパフォーマンスにも言及しなければならないだろう。

レビュー機の主な仕様  [CPU] Intel Core 2 Duo P8400(2.26GHz)  [チップセット] Mobile Intel GM45 Express  [メモリ] 1GB  [HDD] 160GB  [ディスプレイ] 12.1型ワイド(1,280×800ドット)  [サイズ/重量] W295×D210×H20.7~32.6mm/約1.35kg  [OS] Windows Vista Business 32bit 日本語版  [ダイレクト価格] 203,700円