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コントロールパネルの項目(アプレット)は、ピン留めできるものとできないものがある。そこで、ピン留めできない項目をピン留め可能にするTipsだ。
ピン留めできる項目、できない項目
前回は、コントロールパネルをタスクバーにピン留めして、ジャンプリストを使ってコントロールパネルの各項目へ素早くアクセスする方法を紹介した。今回はコントロールパネルの各項目をスタートメニュー(画面)にピン留めしてみるが、ピン留めできる項目とできない項目がある。
少々余談として、Windows 10のクイック検索の動作も覚えておくとよい。クイック検索してリストアップされた結果において、アプリケーションはコンテキスト(右クリック)メニューからピン留めできるが、設定に類する検索結果はピン留めできなくなっている。
話を戻すと、コントロールパネルを起動して各項目のコンテキストメニューを確認すると、ピン留めできる項目とできない項目を確認できる。
筆者が確認したピン留め「できる」「できない」項目は次のとおりだ。
スタートメニュー(画面)にピン留めできる項目
- BitLockerドライブ暗号化
- RemoteAppとデスクトップ接続
- Windowsファイアウォール
- コンピューターの簡単操作センター
- システム
- セキュリティとメンテナンス
- ディスプレイ
- デバイスとプリンター
- トラブルシューティング
- ネットワークと共有センター
- バックアップと復元(Windows 7)
- ファイル履歴
- フォント
- プログラムと機能
- ホームグループ
- ユーザーアカウント
- ワークフォルダー
- 音声認識
- 回復
- 管理ツール
- 既定のプログラム
- 記憶域
- 言語
- 個人用設定
- 資格情報マネージャー
- 自動再生
- 電源オプション
- 同期センター
スタートメニュー(画面)にピン留め「できない」項目
- Flash Player(32ビット)
- Windows Defender
- インターネットオプション
- インデックスのオプション
- エクスプローラーのオプション
- キーボード
- サウンド
- タスクバーとナビゲーション
- デバイスマネージャー
- マウス
- 色の管理
- 赤外線
- 地域
- 電話とモデム
- 日付と時刻
プログラムフォルダーにショートカットファイルを作成する
上記のとおり、意外と多くのコントロールパネル項目がスタートメニュー(画面)にピン留めできない。だが、該当する項目へのショートカットファイルをプログラムフォルダーに作成すれば、他のアプリケーションと同じようにピン留め可能になるのだ。
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「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」と入力して<OK>ボタンをクリック |
ただし、インデックス情報が更新されてからでないと、クイック検索の結果に並ばないため、数十秒ほど待ってから次の手順を実行しよう。
このようにプログラムフォルダーを利用すれば、さまざまなアイテムをスタートメニュー(画面)にピン留めできるのだ。
阿久津良和(Cactus)