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各種設定に欠かせないコントロールパネル。今回は使用頻度の高いコントロールパネルをタスクバーにピン留めに、ジャンプリストを活用する方法を紹介する。

コントロールパネルをタスクバーにピン留めする

Windows 10の各種設定はコントロールパネルから「設定」に移行し、最終的にコントロールパネルはなくなるだろう。UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)化の一環として、Windows 10は古いWin32アプリケーションを廃止する方向だにある。とはいえ、今でもコントロールパネルを使う場面は多い。

そこで、コントロールパネルをタスクバーにピン留めすることをおすすめする。ピン留めしたコントロールパネルにはジャンプリストが付き、よく使う項目(アプレット)をジャンプリストから素早く起動できるからだ。

「Win」+「X」キー→「P」キーと順に押すか、スタートボタンを右クリック/長押しし、「コントロールパネル」をクリック/タップ

コントロールパネルが開くと、タスクバーにもコントロールパネルが表示される。ここでタスクバーのコントロールパネルを右クリック/長押し、「タスクバーにピン留め」をクリック/タップ

コントロールパネルを開き、任意の項目(ここでは「ネットワークと共有センター」)をクリック/タップ

ジャンプリストに並んだ項目をさらにピン留め(ジャンプリストに固定)することで、ほかの項目をよく使うようになっても、ジャンプリストから消えずに済む。この機能を使えば、コントロールパネルの参照性は大きく高まるはずだ。

この状態でタスクバーのコントロールパネルを右クリック/長押しすると、ジャンプリストの「最近使ったもの」に「ネットワークと共有センター」が現れる。ここでピン留めアイコンをクリック/タップ

「ネットワークと共有センター」が、「最近使ったもの」から「固定済み」に移動した

ショートカットファイルを利用する

コントロールパネルから一度起動した項目はアプレットは、ジャンプリストの「最近使ったもの」に並ぶので、上記の方法でジャンプリストに固定できる。「最近使ったもの」にな項目をジャンプリストに固定するには、ショートカットファイルを利用しよう。

まず、コントロールパネルの項目へのショートカットファイルをデスクトップに作成するが、ショートカットファイルの名前から「 - ショートカット」を消しておくとよい。そのままジャンプリストに固定すると、「○○ - ショートカット」という名前でピン留めされるので、見た目が悪くなる。

登録したい項目(ここでは「Windows Defender」)をデスクトップにドラッグ&ドロップ

ショートカットファイルを選択して「F2」キーを押し、名前から不要な部分を取り除く

ショートカットファイル名を修正したら、タスクバーのコントロールパネルへと、デスクトップ上のショートカットファイルをドラッグ&ドロップ。これで、コントロールパネルのジャンプリスト「固定済み」に、そのまま登録される。登録後は、デスクトップ上のショートカットファイルを削除しよう。

「Windows Defender」のショートカットファイルをタスクバー上のコントロールパネルにドラッグ&ドロップ

ジャンプリストの「固定済み」に、「Windows Defender」が登録される

阿久津良和(Cactus)