上越妙高駅の下りホームに停車中の「East i」

12月2日早朝、北陸新幹線上越妙高駅の下りホームに、E3系に似た外観を持つ「East i」(E926形)の試験走行列車が入線。歓迎セレモニーも開催され、地元住民らが旗を振って「East i」を出迎えた。長野~黒部宇奈月温泉間で走行試験がスタートし、また一歩、北陸新幹線金沢開業(2015年春)が近づいたことを実感した。

車両情報

JR東日本 E926形「East i」(イースト・アイ)

基本情報

E926形は2001年に登場した新幹線電気・軌道総合検測車。JR東日本が所有し、新幹線の軌道や電気設備などの検査を行う車両だ。「新在直通運転」に対応したE3系をベースに設計され、周波数の切替えにも対応できることから、フル規格の東北新幹線・上越新幹線だけでなく、長野新幹線・山形新幹線・秋田新幹線での検測も可能。2013年12月以降、北陸新幹線長野~黒部宇奈月温泉間での走行試験にも使用される。