赤い塗装のキハ220-1502による久大本線久留米行普通列車

1990年代まで、久大本線といえば客車の普通列車が走る路線としても知られていた。現在、久留米市近郊の区間ではJR発足後に製造されたキハ220形(キハ200系)やキハ125形などが運用の中心に。写真の車両(キハ220-1502)はもともと香椎線用に製造された車両とのことで、車内はオールロングシートとなっている。

車両情報

JR九州 キハ200系

基本情報

1991年から製造され、現在はJR九州の非電化路線を中心に活躍するディーゼルカー。最初に投入されたキハ200形は片側3ドア、片運転台の2両編成が基本で、車内は転換クロスシート。後に両運転台のキハ220形も製造された。製造年や用途などでさまざまなバリエーションがあり、ロングシートの車両、行先表示器にLEDを採用した車両も存在する。

デビュー当初、キハ200形は当時非電化だった篠栗線・筑豊本線に投入され、福岡市近郊の通勤輸送を担い、直方~博多間の快速「赤い快速」にも使用された。その後、指宿枕崎線の快速「なのはな」や、大村線経由で佐世保~長崎間を結ぶ快速「シーサイドライナー」などにもキハ200形が投入されている。