室蘭本線への導入にあたり、キハ143形はワンマン化改造などが行われた

室蘭本線室蘭・東室蘭～苫小牧間の普通列車は、昨年秋までおもに711系電車が使用されていた。現在は711系に代わり、札沼線(学園都市線)で活躍したキハ141系(キハ143形)が主力に。「電化されているのに普通列車はディーゼルカーばかり」という区間になった。

車両情報

JR北海道 キハ141系

基本情報

旧50系客車を改造したディーゼルカーで、「キハ141系」はキハ141形、キハ142形、キハ143形、キサハ144形の総称。札幌近郊の路線として都市化が進んだ札沼線(学園都市線)に投入され、札幌～北海道医療大学間の列車などに使用された。

学園都市線桑園～北海道医療大学間の電化にともない、2012年10月27日のダイヤ改正でキハ141系は学園都市線から引退。現在はキハ143形の一部車両がワンマン化改造され、室蘭本線室蘭・東室蘭～苫小牧間を中心に運用されている。また、キハ141系の一部車両をJR東日本が購入し、C58 239号機牽引のSL列車の客車として使用する計画もある。