東京メトロ10000系の独特なデザインは東急東横線においても際立っていた

東京メトロ10000系による特急が東急東横線を走る。同路線では3月16日以降、東急電鉄や横浜高速鉄道(みなとみらい線)のほか、東京メトロ(副都心線)、西武鉄道(池袋線・西武有楽町線)、東武鉄道(東上線)の車両も走るようになった。もともと華やかな東横線が、車両のバリエーションも豊富になり、より華やいだ印象だ。

列車情報

東京メトロ 10000系

基本情報

東京メトロへの移行後、初となる新形式の車両。東西線05系13次車をベースに開発され、2006年9月より有楽町線で営業運転を開始した。2008年6月に開業した副都心線でも10000系が使用される。西武有楽町線・池袋線や東武東上線への直通運転にも対応しており、2013年3月16日から始まった東急東横線との相互直通運転でも同車両が使用される。

10000系では、車両間の貫通扉に大型ガラスを使用し、室内の天井高さは2,415mmで従来構造より185mm拡大。開放的で見通しの良い車内空間となっている。また、東京メトロでは初となる液晶式の車内表示器が採用された。車体は全アルミ合金製(ダブルスキン構造)で、前面デザインは大きく丸みを帯びた形状に。鍵穴の形をした前照灯・尾灯は、かつて丸ノ内線で活躍した300形をイメージしたものだという。