写真は「のぞみ208号」に使用されたN700Aの回送列車

東京発「のぞみ203号」の発車から2時間半後、同じくN700A使用の新大阪発「のぞみ208号」が東京へ。この日は雪の影響で名古屋~新大阪間にて減速運転が行われたそうで、10~15分程度の遅れが見込まれたが、同列車がJR田町駅付近を通過したのは9時32分頃だった。東京駅到着後、営業運転"初仕事"を終えたN700Aは回送列車で戻ってきた。

列車情報

JR東海 N700A(N700系1000番台)

基本情報

N700系以降の技術開発成果を取り入れた最新型車両で、「A」は「Advanced」の略。ATC信号に沿ってより安定した運転を実現する「定速走行装置」をはじめ、「中央締結ブレーキディスク」「地震ブレーキ」「台車振動検知システム」などを採用し、安全性や信頼性をさらに高めたという。外観はN700系とほぼ同じだが、奇数号車の車体側面に、「A」にちなんだデザインの車両シンボルマークを配置している。車内は座席モケットのデザインが変更され、シートのクッション素材も100%リサイクル可能なポリエステルに。これまでグリーン車のみだった新型吸音床構造が、普通車にも導入された。

N700Aは2013年2月8日より東海道新幹線にて運転開始。3月16日のダイヤ改正より山陽新幹線でも運転される。JR東海は2013年度末までにN700Aを13編成投入予定で、JR西日本も2013年12月頃、N700A(N700系4000番台)を1編成投入するとのことだ。