「スーパーひたち」で活躍してきた651系も世代交代の時期を迎えている

新型車両E657系の投入で、651系の「スーパーひたち」は5往復のみの運行に。当初、2012年秋にすべて新型車両へ置き換えるとされ、最近は高崎線などで651系の試運転も行われたという。常磐線を走る651系の姿が見納めとなる日も近いようだ。

列車情報

JR東日本 651系

基本情報

JR東日本が開発した初の特急形電車で、1989年3月にデビュー。おもに常磐線特急「スーパーひたち」で活躍してきた。白を基調とした斬新な車体デザインで、「タキシードボディ」の愛称が与えられていたという。スピードアップを図ったのも大きな特徴で、当時の在来線特急で初めて、最高速度130km/hでの営業運転を実施した。

2012年3月のダイヤ改正以降、651系は「スーパーひたち」5往復と「フレッシュひたち」1往復に使用されている。新型車両E657系の投入にともない、将来的には上野発着の常磐線特急の全列車が新型車両に置き換えられる予定。なお、2010年の時点では、2012年秋までに新型車両への置換えが完了する計画だった。