山陽・九州新幹線の最速達列車「みずほ」をはじめ、「さくら」「つばめ」などに使用されるN700系は、「青磁」をイメージさせるカラーリングが特徴。「のぞみ」に使用される車両と同じ形式だが、外装をはじめ、2列+2列の普通車指定席など車内サービスにも違いがあり、「のぞみ」とは別の形式のような印象さえ受ける。

列車情報

新幹線 N700系

基本情報

山陽・九州新幹線「みずほ」「さくら」などで活躍するN700系はJR西日本とJR九州の共同開発で誕生し、2011年3月12日より運転開始した。東海道・山陽新幹線で使用されるN700系がベースだが、外観は「青磁」のような滑らかなボディで、車体側面には「WEST JAPAN / KYUSYU」のロゴが入る。山陽新幹線では最高速度300km/hで走行可能。

車内もシンプルながら落ち着いた空間となっており、グリーン車と普通車指定席は2列+2列の配置に。グリーン席は濃藍色で、座面と背もたれが連動する「シンクロナイズド・コンフォートシート」を採用。普通車指定席は濃菜種色をベースに、ゆったりとした座り心地となっている。普通車自由席は3列+2列の配置に。グリーン車の全席と、普通車指定席・自由席の窓側および最前列・最後列の席にコンセントが設置されている。