女の子とケンカするのは、「苦手」「女子を怒らせると怖い」「できればケンカはしたくない。自分は穏やかな性格なので、そもそもケンカとかあまりしないから、慣れてない」という男子、多いと思います。

とはいうものの、相手の女子が恋人や彼女だったとすると、どうしてもケンカは避けられないところがあるかもしれません。また、彼女とケンカをしないようにしているせいで、かえってお互いにモヤモヤがたまってしまい、結果さらに大きなもめごとに発展してしまうのもよくあること。

というわけで今日は、彼女、恋人となるべくケンカをしないですむのなら、その方法について。ケンカしちゃったときはどうすればいいのか? という問題について考えていきたいと思います。

こういってしまうと何ですが、そもそも女の子とケンカしたくないという男子は、問題が小さいうちに解決をしてしまうのが、ケンカや彼女の怒りを回避できる一番の方法です。

ケンカの原因がささいな問題や、小さな事柄の場合、つい大好きな相手をおもんぱかって、(今、忙しそうだから、これぐらいのことで文句を言ったり怒ったりするのはやめておこう) という気持ちになってしまいがちです。

また、これもよくあることなのですが、(ちょっと、もっとこうしてほしいとか、この間は何なの? と文句を言うと、すぐ逆ギレして、なぜか最後はこっちがいいくるめられ、しまいには謝らされるから黙っておこう)という感じで、言いたいことを言えない関係になってしまっている場合もあります。

とはいえ、大好きな相手が何かしら不安を抱えていたり、すっきりしない気持ちでいたりするのに気付かない彼氏は少ないはずです。

(あれ、Aちゃん、何か機嫌悪い?)と思っても、面倒だからと気が付かないフリをしたり、彼女が何も言ってこないのだから、こちらからわざわざトラブルをよぶことはないなと思ってスルーしたりしてしまうという状態が、ほとんど95%の男子にあてはまるのではないかと思われます。

しかし、この時にキチンと、「どうしたの? 何か心配ごとがある?」「何かあった? 言いたいことがあったら、ちゃんと言ったほうがいいよ」とあなたが彼女に言っておけば、彼女の不満がたまりにたまることもなくなるというもの。

おまけに、(彼は、私のちょっとした気持ちの変化にも気付いてくれる。私のことをちゃんと見て、心配してくれているんだ)と思ってもらえるわけです。

自分をいつも見ていてくれているというのは、私のことが好きだから! ということにツナがっているわけですから、女の子としては、(私ばっかり彼を好きっていうのではなくて、彼もちゃんと私を好きでいてくれる)と安心ができるようになるわけです。

ものすごく忙しくて、彼女のささいな不満やグチなぞ聞きたくない。頼むから眠らせてくれー! という気持ちになってしまう男子は多いかと思われますが、問題は小さなうちに解決しておいたほうが、絶対に後々楽なはずです。

彼女がちょっと浮かない顔をしていたら、早め早めに、「どうしたの?」と理由を探り出し、話をしっくり聞いてあげましょう。

と言ってみたものの、女の子というものは自分の感情を隠すのが上手な生き物です。大好きな彼の前では、不満げなようすやイライラした態度を一切見せない(女子的には見せているつもりだけれど、男子には伝わらない)ことが多かったりします。ですので、穏やかでやさしい彼女がなぜか突然キレた! 怖い! と思ってしまう男子は後を絶たないのです。

でも、実のところを言えば、突然キレたわけではなく、女子としてはあからさまに不満げな態度を見せに見せていたつもり! という場合もあるわけです。

ふだんやさしい女子が怒ると、一層怖さがますもの。怖い気持ち、ひいい関わりたくないという気持ちが出てくるかもしれませんが、そこはグッとこらえて、とにかく話をじっくり聞いてあげることが大切です。

一方的に責められ、また理不尽なことも言われ、話を盛られたりするかもしれませんが、そこは彼女が落ち着くまでツッコんだりせず、じっとガマンして、「うんうん」「そうかー」「ごめんね」「それはつらかったよね」と相づちを打ちながら、話を聞いてあげてほしいところです。

泣いたりわめいたりされちゃうかもしれませんが、そこもジッとガマンして、ひたすら受け身な気持ちで話を聞いてあげるといいと思います。彼女が言いたいことはすべて言って、落ち着きを取り戻すまでは、反論したり言い返したりしないほうがいいかもしれません。彼女が落ち着いたら、温かい紅茶かコーヒーでもいれてあげて、じっくりゆっくり2人で話をすればいいと思います。

これは、男性に多くあてはまるようで、女の子では少数派なのですが、ひとりで冷静に考えたい……と言って、話し合いをするまでに冷却期間をおきたがる女子もいます。しかし、ここで注意しなくてはいけないのは、本当はひとりで冷静に考え事をしたいというタイプではなく、明らかに彼氏と2人できゃあきゃあ言いながらケンカを収束させるほうが向いている女子でも、「ひとりで考えたいから、ちょっと離れたい」なぞと言い出すことがあるトラップです。

ふだんから、さみしがりやでひとりでいるよりも、友だちや彼氏、家族と一緒にいることを好む女の子。悩みをひとりで抱えるというよりは、すぐに友だちや周囲の人に話をしてしまう女の子の「ひとりで考えたい」は、彼氏を試している可能性もなきにしもあらずですので、「ひとりで考えないで、2人で考えたほうがいい解決策が思いつくかもよ」と言って、彼女をひとりにしないようにしてあげたいところです。

本当にひとりで考えたいタイプの女の子の場合は、そばにいて引き止めたくなってしまうかもしれないけれど、そこは耐えて、ひと晩とか一日だけでいいので、彼女に時間をあげてほしいところです。

ケンカした後は、お互いにもやっとした気持ちが残ったり、これで嫌われたかもしれないと不安になったりするものです。そんなときは、男子であるあなたのほうから、「おやすみ。さっきはごめん。話してくれてありがとう。ゆっくり寝てね」とメッセを送るなどして、彼女に歩み寄り、やさしいことばをかけてあげるといいと思います。

ケンカはつらくて悲しくて、カッとしてしまってイヤだと思う気持ちは、男子も女子も同じです。そんな気持ちを早く終わらせるためにも、2人でがんばっていってほしいところです。

酒井冬雪です。女の子も、不満をためて自分を責めてしまうタイプと、怒ってカーッとなって相手の男子を責めるタイプがいますので、自分の彼女がどちらのタイプか見極めてから話をするといいと思います。では、またねー。