夏の間に、女の子とあちこちへ出掛ける機会があった人もいれば、なかった人もいることでしょう。もしくは、せっかく女子と外出するチャンスに恵まれていたにもかかわらず、行けなかった人、行かなかった男子もいるでしょう。

何度も言っていますが、夏がくると恋愛のチャンスがふえたり、恋人がほしくなったりする人は多いものです。しかしながら、本当に恋愛しておきたい季節、彼女(彼氏)がほしいなぁと心から思ってしまう季節は冬! 冬なのです。

まず、そもそも寒い。寒いと誰かがそばにいてくれればなぁ。それだけで気持ちもあたたかくなるのに……と思ってしまうところがあります。さらに、イベントがめじろ押し。クリスマス、初詣とお正月、バレンタインデー。

年末年始は実家に帰ってゆっくりしようと思っていても、ウカツにこたつで寝転んでいたら「同級生のAくんは結婚して赤ちゃんも生まれたそうよ」とか、「いい人いないの? お見合いしたらどうなの? 」とか、もっとすごい感じで、「お母さんもう、孫の顔を見るのはあきらめたわ」と、何かをさとったかのように言われてしまうケースもあるようです。

そうして、予定を切り上げてひとり暮らしの寒い部屋に帰って(しばらく実家に帰るのはやめておこう)と思ってしまう人は後を絶たないわけです。

そんな切ない帰郷も、お盆の時期でしたら母からの刺さったひと言という思い出も、汗と一緒にダラダラと流れてくれそうな気がしないでもないです。が、それが冬ともなると、寒さと一緒に心にぐさっと刺さって溶けてくれないような感じに思えてしまうやもしれません。

というわけで、本来、恋愛しておいたほうがいい季節、恋人がいると心の底から、(よかった~)(オレって幸せ)と思える季節は「冬」なのです。というわけで今回は、現在フリーだという男子のみなさんが、冬までに彼女をつくるために必要なことについて考えていきたいと思います。

◯何か新しいことを始めてみる。社会人になってからしばらく、スポーツをしないでいたけれど、久しぶりに体を動かしてみる。

家事をあまりしてこなかったけれど、料理ぐらいできるようになりたいので、料理教室に通ってみる。前々から楽器に興味があったので、今から新しく習い事として始めてみる。彼女をつくるための合コンに出たり、婚活するといった「出会い」を求めたりといったことを新しく始めるのではなく、出会いとは直接関係のない「何か」を新しく始めるわけです。

そうすることで、予期せぬ新たな出会いがあるかもしれませんし、合コンなどで、女の子と何を話すか困ったときも、「そういえば、全然カラダ動かしてなかったから、久しぶりにランニング始めたんだけど」と話してみると、「すごいー。私も運動不足だなぁって思ってたんだよね」というふうに話が広がりやすくなるかもしれません。

新しい、別のゲームを始めるのもいいかもしれませんが、家にこもる系の新しいことを始めてしまうと、(ゲームを進めなければぁ)と家に帰って早くひとりになりたがってしまうので、できれば外に出る感じの新しいことをはじめてみてほしいところです。

◯今まであまり、ファッションに興味がなかったという人は、ここであえてファッションに興味を持ってみる。

今現在、彼女がいなかったとしても、もし仮に彼女ができた場合を想像してみてください。女の子とふたりで、ちょっとおしゃれなお店で食事をするとなったら? どんな服を着ていけばいいのだろうか? 女の子と映画を見に行った後にカフェでお茶をするなら? ドライブデートのときは? テーマパークに遊びにいくときは?

そんなふうに、デートに出掛けることを考えてみたとき、自分の持っている服でなんとかなるという人はOKですが、(やばい、何を着ていったらいいかわからない)(手持ちのジーンズがくたびれすぎている)(この財布、学生時代から使っていてだいぶくたびれている…)(ベルト、体系がかわっちゃってサイズとあっていない)(カジュアルでおしゃれなくつを持っていないかもしれない)というふうに、イロイロな問題点がみつかってしまった方もいるのではないかと思います。

そんな男子は、今彼女がいないからといって油断していると、いざ気になる女の子と出掛けるチャンスがきたときに、デートに着ていく服やくつや小物や下着やバッグなどを買いなおさないと…なんてことになりかねません。

(今のうちから、今月はあまり堅苦しくないちょっといい感じのジャケットを買っておこう)(冬に向けて、仕事用以外の、おしゃれなブーツか何かを探しにいこう)というふうに、彼女がいないときから、できるかもしれないときの準備をしておくといいかもしれません。

◯モテる男友だち、女子と気軽に話せて、女の子の友だちも多い友人を観察して、モテるには何が必要か研究してみる。

モテる男子のマネをすればいい! とは言いませんが、モテる男子、女友だちが多い男の子にはそれなりに理由があるはずです。例えば、ベタすぎるほどにレディーファーストを実行している。ドアの開け閉めや、エレベーターで「開」のボタンを押して、女の子が下りるまで待っている。大したことではないなと思える事柄に関しては、女の子の言うことをスナオに聞いてしまう。

重い荷物は必ず持ってあげる。女の子に「お茶しよう」と誘われ、話が長くなったり、男が口をはさむヒマなどない状況下におかれたりしても、ニコニコしながらいつまでも話を聞いてあげるか、時々おもしろいツッコミをいれるかしている。女の子が頼みにくそうなこと、やるのを面倒くさがるようなことを気軽に引き受ける。

もちろん、誰にでも同じことができるわけではないと思いますが、自分にもできそうな部分があったら、そこは少しマネしてみるのもいいことです。

冬に向けて、恋人をつくるために、直接的に何かする(合コンなどに参加するとか、友人に女の子を紹介してもらうようにするとか)のも大事ですが、その前に、新しい世界を見てみたり、仕事以外でがんばれることをみつけたりしておくと、それだけで男子としてのカッコよさが2割から3割増すものです。

ぜひ、男子としての魅力をまして、冬にはいい恋愛をみつけてほしいと思う今日この頃です。

酒井冬雪です。恋人と手をつないで歩いたり、お鍋を囲むなどして一緒の料理を食べたり、何をするにも冬のほうが楽しそうな気がするタイプです。では、またねー。