【コラム】

パンダのミニマルライフ

14 収納は常識を捨てるとはかどる

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モノと丁寧に付き合い、"ミニマリスト"を目指すパンダ「おはぎ」さんがシンプルな暮らしをコミックとエッセイで紹介します(毎週木曜日更新予定)。

常識が邪魔をする

物を厳選し、減らしていくと「何もない空間」というものが大好きになっていきました。以前は床が普通に見えるようになっただけでうれしかったのに…。そうなってくると片付けられるものは可能な限り片付けたくなります。

しかし、キッチンの調味料はコンロのすぐ手の届くところに、靴や傘は玄関に、歯磨き粉や洗顔料は洗面台に…。「そこにあるべきもの」とずっと思い込み続けていたものたちは、無意識のうちに「ここに置かないと駄目」というふうに思い込みすぎていました。

別にここになくても、いいんじゃない?

自分で言うのも何ですが、よほど「何もない空間」にしたかったんでしょうね…。コンロの横に置かれたスパイスラックを見て、「料理中にすぐ手に取れるのはいいけれど、1日中料理するわけじゃないよね?」と思い立ちました。

独身で、その頃はまだ一人暮らしだったので、自炊も簡単なものしか作っていませんでした。すぐに手に取れる手軽さよりも、多少の面倒を取っても見た目が良い方を選びたい…。そう思うといてもたってもいられず、すぐさま調味料をコンロの近くの引き出しにすべて片付けました。

うれしい発見もある

調味料を引き出しにしまってみても、何も違和感はありませんでした。それから同せいも始まって2人分のごはんを作るようになっても、特に支障を感じたことはありません。むしろスパイスラックに置いていたときはコンロの近くともあって、調味料の容器が油でベトベトに…。かわいいものを買っていても悲惨な見た目になっていました。今は必要なとき以外は引き出しの中なので、汚れることはありません。思いがけないうれしい副作用がありました。

ルール通りが理想のお部屋?

収納はとても自由度が高い作業なのに正解がありません。正解がないなりにみんなそれぞれマニュアルを持っています。「ずっとこうしていたから」「実家でもこうだったから」というのが、それではないでしょうか。今まで信じていた常識やマニュアルをいきなり無視しろというのは難しいかもしれませんが、そのマニュアル通りの収納であなたは理想のお部屋に住めていますか? 常識を守って家具や物を配置するのが理想のお部屋ですか?

常識を捨てるコツ

マニュアルや常識にとらわれがちな人は、方法にばかり目が行っていて、理想のゴールが見えてない印象を受けます。ゴールが分からず闇雲にスタートするのはスポーツでも収納でも不安なものです。一度、マニュアルに捕らわれて収納することをやめて、あなたの理想のお部屋を想像してみてください。その理想に近づくために今の部屋をどうするか…というふうに考えていくと、実は邪魔なもの、意外と便利な配置が見えてきます。一度しっかりと自分のお部屋のゴールを設定してみてはどうでしょうか。

<著者プロフィール>

おはぎ
物と丁寧につきあい、ミニマリストを目指すアラサーのパンダ。
ブログ「モノクロ家計簿」更新中! Twitterはこちら

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インデックス

連載目次
第20回 最終回 - 大事なものを素敵にみせるポイント
第19回 本当のおしゃれは身だしなみ
第18回 私が断捨離をしそこね続けてるもの
第17回 失敗し続けた収納方法について思い出してみた
第16回 「一生もの」って何だろう
第15回 本当にもったいないもの
第14回 収納は常識を捨てるとはかどる
第13回 大好きなものがコンプレックスになる
第12回 2WAYって本当に便利? - 心地よい道具選び
第11回 買い物欲と上手な付き合い方。私がプレゼント好きになった理由
第10回 情報過多ですり減る集中力。BGMをやめて気づいたこと
第9回 ミニマリストの実態
第8回 コンプレックスを断捨離したら、似合うメイクが分かった
第7回 私服を制服化するメリット
第6回 片づけはできなくて当たり前! 誰も教えてくれない片づけの本質
第5回 1回の苦労で一生快適
第4回 ハッピーストーリーのあるものだけ所有したい
第3回 次世代のライフスタイル「ミニマリスト」
第2回 断捨離は「とりあえず捨てる」ではない
第1回 ミニマルライフに目覚めたわけ

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