【レポート】

ジーンズメイトが自社開発の新商品、RIZAP傘下でブランド再生なるか

1 ファーストリテイリング出身者がデニム中心の新ライン創設

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ジーンズメイトがプライベートブランド(PB)で新たな商品ライン「メイト(mate)」を立ち上げた。業績低迷からRIZAPグループの傘下に入った同社だが、新ラインでブランド再生は実現できるか。

「メイト」の新商品

ファーストリテイリング元社員の2人を起用

メイトはジーンズメイトのPB「Blue Standard」に新たに加わるコレクションライン。開発したのは、ファッション業界で豊富な経験を持ち、ファーストリテイリングにも在籍したことのある宇山敦氏と高橋慎二氏の2人だ。

メイトの発表会に登場した宇山氏(左)と高橋氏。宇山氏はレナウンに当時初の男性パタンナーとして入社後、ファーストリテイリングに転じてジル・サンダーとのコラボブランドを立ち上げた人物。オリンピックで日本代表選手団の公式ユニフォームを開発した経験もある。高橋氏はエドウィンとファーストリテイリングで経験を積んだパタンナーだ

ジーンズを機軸に、高品質で手頃な価格の商品を展開しようというのがメイト立ち上げの狙い。新商品はデニム、シャツ、ジャケットの3種類だが、Tシャツ、カットソー、ベルト、サングラスなど、デニムに合うアイテムを増やしていく方針だという。宇山氏はメイトで「ジーンズに徹底的にこだわって商品展開」し、オンでもオフでも着られる「新しいジーンズカルチャーを作りたい」と目標を語った。

デニムの品揃えは

デニムはメンズで「スキニー」「テーパード」「ヴィンテージ」、ウィメンズで「スキニー」「マムジーンズ」「ワイドジーンズ」の計6種を用意する。マムジーンズは「お母さんのジーンズ」を意味し、80年代風の色合いが特徴。ワイドジーンズではトレンドを押さえた。

スキニーとテーパードはエドウィンやリーバイスといったナショナルブランド(NB)もラインナップしているが、メイトではシルエットをNBよりもやや細身に設定。「隠しリベット」など、ヴィンテージジーンズを思わせる仕掛けを盛り込んだ

価格は税抜きでスキニー、テーパード、マム、ワイドが5990円(スキニーとテーパードには6990円でリペア加工タイプも用意)。ヴィンテージは1万円という設定だ。ユニクロより数千円高いが、NBのアイテムと比べた場合は、ものにもよるだろうが数千円安いといったイメージだろうか。

デニム中心の新ライン立ち上げは、ジーンズメイト復活に向けた打ち手として当然といえば当然の施策と言えるが、価格にしろ品質にしろ、ユニクロをはじめとする他社との競争は熾烈なものになりそうだ。メイトを投入するジーンズメイトは、アパレル業界でどのような立ち位置を確立しようと目論んでいるのだろうか。

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目次
(1) ファーストリテイリング出身者がデニム中心の新ライン創設
(2) 新ライン立ち上げでジーンズメイトは何を目指すか
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