ネットで検索すればなんでも出てくる今時、夏休みの自由研究なんて意味あるの? とも思いますが、そんなご時世だからこそ意味ある「調べ方」を学ぶことが大切です。ウィキペディアをコピペすることが「研究」じゃありませんよ。今回はiPadのアプリを活用して、夏休みの自由研究をまとめるコツをご紹介します。お子さんの宿題のご参考にどうぞ。

使うアプリは「花しらべ」と「スカイ・ガイド」です。花が好きな方、星が好きな方、どちらでもお好きな方をお選びください。

写真を撮って花の種類を調べられる「花しらべ」

iPadを向けた方向の星空が表示される「スカイ・ガイド」

自由研究その1・「花しらべ」で身近な花を調べる

家の周りや公園などで花を探してみよう

まずはアプリを使って、身近にある花の種類をしらべて見ましょう。

アプリを開いて「カメラ」をタップ

花の写真を撮影。なるべく近づいて、花の正面から撮るのがコツです

四角い枠をドラッグして花の中心に合わせると、候補の花が出てきます

花の名前をタップすると、詳しい説明が表示されます。「+」をタップでブックマークに追加

ブックマークは下部メニューの「一覧」から確認できます

さらに深堀りしてみよう

次に、このアプリだけではできないことをしてみましょう。

例えば、フレンチマリーゴールドなら、説明にある「非耐寒性一年草」とは何なのか。葉は「互生」とはどういうことか。ハスの「耐寒性多年草」とはどう違うのか。検索したり、図書館の植物図鑑で調べると分かるかもしれません。

このアプリだけでは分からないことを他の方法で調べてみよう

あるいは、自分で撮った写真を元に絵を描いて見ると、花の特徴がもっとよく理解できるかもしれません。

お絵かきアプリもいろいろありますが、メモアプリにも手書き機能が。スプリット(画面分割)で写真を見ながら描くことができます

調べたことをまとめてみよう

最後に、調べたこと・分かったことを見やすくまとめてみましょう。

使うのは、プレゼンテーション資料を作る「Keynote

画像、文章、表などに、調べたことをまとめていきます

自由研究その2・「スカイガイド」で星を調べる

星空を見てみよう

アプリを開くとすぐに現在の星の位置を見ることができます。

iPadを向けた方角の空を表示。日付・時刻を指定して見ることもできます

星や星座、彗星などを名前で検索。ロケットや人工衛星なども探せます

さらに、星や星座の名前をタップすると、詳しい説明が表示されます。

星をタップ→名前をタップで、詳しい説明が表示されます

さらに深掘りしてみよう

次に、アプリ画面を見ているだけでは分からないことを調べてみましょう。

例えば、自分が生まれた日の夜に見えた星座を一覧にしてみる、好きな星座を構成している星の数と等級を調べてみる、画面を参考に実際の星を観測してみる、などです。

自分が生まれた日の夜、東西南北の空にはどんな星座が出ていたでしょうか

今夜、ペガスス座付近を通過予定のISS。実際に観測できるでしょうか

調べたことをまとめてみよう

最後に、調べたこと・分かったことを見やすくまとめてみましょう。

写真、テキスト、手書きなど、自由に書ける「GoodNote」。プリントアウトも可能です

見たもの、調べたことを1ページずつまとめていきます

いかがでしょうか。研究とはつまり、何かに興味を持ち、それについて調べたり試したりすること。自由研究で大切なのは、自分が何に興味を持ち何を調べたのかが、先生や友達に伝わるように「まとめる」ことです。そのどの段階もiPadのいろいろなアプリがサポートしてくれるので、ぜひ楽しみながら自由研究に取り組んでみてください。