ユニットコムは7月28日に、東京の秋葉原に「パソコン工房 AKIBA STARTUP」をオープンする。2017年6月に閉館した「パソコン工房 アウトレット館」の跡地で、中央通りから一本入った、PCショップが軒を連ねる中にある。7月27日に行われたメディア向け内覧会の様子と、パソコン工房 AKIBA STARTUPの作りや展示を紹介しよう。
パソコン工房 AKIBA STARTUPでは、「少し先の未来に出逢えるアキバスポット」と銘打ち、PCの周辺機器や関連グッズなど、IT系スタートアップ企業が開発した個性的で実用性の高い商品を集めて、展示や製品説明、体験から販売まで行う。
スタートアップ企業は製品に自信があっても、広告資金やPRの場がなかなかそろわないという問題を抱えがち。一方、エンドユーザーは、ネットで気になる目新しい製品を見かけても、実際に体験したり、詳細を確認したりする場がないことが多い。
ユニットコムでは双方のニーズを繋げる場として、パソコン工房 AKIBA STARTUPで取り扱うものをあえてスタートアップ企業の製品のみに絞ることで、ユーザーからの注目を集める狙い。クラウドファンディングを中心に、ネットで紹介された製品を20アイテム前後そろえ、定期的に入れ替えていくという。「何か面白いものはないか」「ワクワクできる新しいものが見たい」、そんなユーザーの期待に応える空間を目指す。
プレス向け内覧会には、秋葉原を中心に活動する地下アイドル「仮面女子」の3人が応援に駆け付けた。店舗の様子と、彼女たちが実際に体験して見せた商品を含め、面白そうなアイテムを幾つか紹介しよう。
出展商品の詳細は、「パソコン工房 AKIBA STARTUP GALLERY 出展一覧」で見られる。
耳たぶにイヤリングのように装着するハイレゾ級骨伝導イヤホン「earsopen」。耳を塞がないので外の音が普通に聞こえる。作業中のBGM用に最適だ。販売価格は税込13,800円から |
周囲の声がちゃんと聞こえるだけでなく、外への音漏れもないことをアピール |
クレッセントが開発したVR体験機(正式名称なし)は、VRソフト「Gliding to the Moon」と連動して足元に油圧ポンプの付いた椅子が傾いたりする仕組み。下までずっと落ちていく感覚などが味わえる。個人用ではなく業務用で、7月30日(日)までの期間限定で体験できる |
最大120インチに対応するモバイル可能な小型プロジェクター「KERUO L7(CTJ)」。自動台形補正機能を搭載し、投影対象が傾いていても正面から見ているように映像を自動的に補正する。販売価格は税込49,880円から |