【レポート】

COMPUTEX TAIPEI 2017 - BenQがロボットを開発? 2017年のCOMPUTEXはロボットも盛りだくさん

COMPUTEXは依然としてPC業界における最大級の展示会であるが、近年はIoT、AI、ロボットなどにも力を入れる姿勢を見せている。2016年からは、スタートアップに特化したイベントである「InnoVEX」も開始。最新の技術トレンドを取り込むことで、展示会としての生き残りを図っている。

ホール1には、双腕タイプのロボットも展示されていた

全体的に見ても、今回は展示会場にロボットが多くなってきたという印象を受けた。2016年はASUSが「Zenbo」でロボット分野に参入したが、2017年はメモリでお馴染みのADATAが「ibotn」を出展。さらに、液晶ディスプレイで有名なBenQまでもがロボットを前面に押し出していた。

正直なところ、ロボット自体は見覚えのあるようなものが多いのだが、それだけロボットがコモディティ化してきたということだろう。本稿では、会場で見かけたロボットの中で、特に2社のブースについてレポートしたい。

タイミングが悪く、デモはほとんど見ることができなかったのだが、ASUSは「Zenbo」のデモショーを今年も大々的に開催していた

ADATAがロボット分野に参入してきたのは正直意外だった。詳細については、記事の方を参照して欲しい

500ドルで買えるホームロボット

Robotelfは、2013年に設立したというスタートアップ。同社が出展していたのは、Pepperを一回り小さくしたようなホームロボット「Robelf」である。身長は85cm、重量は7kg。主な用途としてはセキュリティを考えているようで、外出先から遠隔操作し、カメラで室内の様子を確認することができる。価格は500ドルで、12月の発売予定とのこと。

顔はタッチスクリーン。実用ではないが腕も動く

Robotelfは自律動作も可能となっており、夜間の室内パトロールにも使える。バッテリの不足時には、自動で充電ステーションに戻ることが可能だ。そのほか、教育、エンターテイメント、生活支援などの用途も想定。プラットフォームはAndroidを採用しているとのことで、アプリの追加により様々な使い方に対応できる。

顔認識や音声認識の機能も搭載するが、音声認識は現時点で対応しているのは中国語と英語のみ。日本語への対応も計画しているそうなので、日本での発売も期待できるかもしれない。

腰には超音波センサーを内蔵。障害物を検知して衝突を防ぐ

頭部に空きスロットがあり、ここに機能追加が可能なようだ

BenQは業務用ロボットを開発

弊誌読者にとっては、BenQというと液晶ディスプレイでお馴染みだろう。筆者もそういう認識しかなかったのだが、今回、ブースで展示していたのはロボット。ASUSとADATAが家庭向けをターゲットにしたのとは対照的に、同社は完全に業務用にフォーカスしてロボット開発を進めている。

ロボット一色だったBenQのブース

ブースの説明員によれば、同社が想定しているのはヘルスケア、製造業、エネルギー、飲食業などの分野。ブースでは、病院向けの搬送ロボット「MiBot」や、レストラン向けの配膳ロボット「DiBot」のデモが行われていた。

MiBotは、レーザーセンサーによる位置同定が可能で、施設内の決まったルートを自動で走行できる。走行速度は、直線で最大30m/分、平均10m/分。停止精度は10cm以内とのことだ。一方、DiBotについてはスペックは不明だったが、ブースでは注文したテーブルに飲み物を運ぶ様子を見ることができた。

搬送ロボットの「MiBot」。最大150kgの荷物を運ぶことができる

配膳ロボットの「DiBot」。やや昭和的なレトロなデザイン

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