【ハウツー】

iPhoneユーザーのための「正しい」Mac入門 その38 - 「Keynote」でプレゼンを

iWorkを使おう その7 Keynoteでプレゼンしよう

前回、Keynoteでプレゼンスライドを作成する手順を紹介したが、今回はそれを使ってプレゼンを行うための準備と、iOS機器を使ったプレゼンの仕方を解説しよう。

プレゼンの用意

プレゼンをするときは単純にスライドを見てそれを説明しているだけでは良いプレゼンはできない。スライドはあくまでも見せるための資料であり、話す内容はしっかり原稿にしておくことでより良いプレゼンを行うことができるはずだ。Keynoteには発表者ノートという機能があり、ここに原稿を書いておけば発表時に参照することができる。原稿まではいかなくても、せめて話そうとしていることをメモしておくようにしよう。

メニューバーの「表示」にある「発表者ノートを表示」を選んでノートを表示し、メモや原稿を記入しておこう。発表者ノートはiPhoneを使ったプレゼンでも利用可能だ

MacBookを使ってプレゼンをする場合は、発表者ディスプレイを使うこともできる。発表者ディスプレイは自分が使いやすいようにカスタマイズが可能で、スライドナビゲーターやタイマー、発表者ノートの表示などの設定ができる。

メニューバーの「再生」で「スライドショーをリハーサル」を使ってプレゼンの練習を、「発表者ディスプレイをカスタマイズ」で発表者ディスプレイの内容を変更できる

「発表者ディスプレイをカスタマイズ」ではタイマーや発表者ノートを表示するようカスタマイズが可能だ

もう一つ、ファイルの保存先はiCloud Driveを指定しよう。iCloud上に保存しておけば、iPhoneのKeynoteから直接呼び出して利用することができる。

ファイルの保存時に場所をiCloudを指定しよう

iCloud DriveにはiWorkのそれぞれのアプリ用のフォルダが作成されており、この中にファイルが保存されている

さぁプレゼンしよう!

それではMacBookからプレゼンを実行してみよう。MacBook本体でそのままプレゼンを行う場合は、再生ボタンを押して「このMacで再生」を選べば、スライドがそのままMacBookのディスプレイに表示される。Touch Bar付きのMacBook Proなら、スライドがTouch Bar上に表示され、スライドをタップして表示もできる。

MacBook上でスライドを再生する場合は、「再生」ボタンで「このMacで再生」を選ぼう

スライドがそのままMacBook上で再生される。トラックパッドをクリックするとスライドが進み、アニメーションなども実行できる

Touch Bar付きのMacBook Proならスライドがサムネイルで表示されるので、表示したいスライドをタップすればそこにジャンプできる

MacBook上でプレゼンをするとき、スライドを進めたり戻したりできるリモコンがあると便利だ。iOSのKeynoteにはKeynote Remote機能があり、Wi-FiまたはBluetoothに接続されているMacとiPhoneで利用できる。iPhoneのメニューバーにあるRemoteボタンを押し、Macのメニューバーから「環境設定…」を開いて「Remote」を開いてペアリングを行うと、iPhoneからリモコン操作が可能になる。

iPhoneのKeynoteのメニューバー上にあるリモートのアイコンをタップ

メニューバーの「環境設定…」-「Remote」でiPhoneが表示されるので「リンク」をクリックしてペアリングする

ペアリングができるとスワイプでスライドを動かせるようになる。MacBookのディスプレイを視聴者側に向け、自分はiPhoneでコントロールできる

MacBookから外部ディスプレイやプロジェクターを使ってプレゼンを行う場合は、外部ディスプレイがメインのスライド表示に、メインディスプレイが発表者ディスプレイになり、トラックパッドをクリックすればメインのスライドが進んでいく。

外部ディスプレイやプロジェクターを接続してミラーリングをオフにして再生しよう

スライドが表示されるサブディスプレイとメインの発表者ディスプレイは別々の内容が表示される。クリックでスライドが進むのは同じだ

「Keynote Live」機能はiCloudに保存したファイルを公開することで、インターネットを通してどこからでもプレゼンを見ることができる機能。プレゼン参加者を招待すれば、Mac、iOS、Webブラウザなどの環境で遠隔でもプレゼンに参加できる。

Keynote Liveをクリックするとネットを介して遠隔地の人にプレゼンすることができる。「閲覧者に参加を依頼」でメールやメッセージで招待したり、URLをコピーして相手に教えればプレゼンに参加できる

閲覧者にメールで参加を依頼した場合、iPhoneのメールにリンクが届く。これをタップしよう

iPhoneにKeynoteがインストールされていれば、Keynoteでプレゼンが表示される

iPhoneからプレゼンを実行する場合は、HDMIなどのケーブルを利用して外部ディスプレイやプロジェクターに接続するか、AirPlayを使ってApple TVやAirPlay対応のワイヤレスプロジェクターなどを利用しよう。小型でバッテリーで使えるモバイル・プロジェクターにはAirPlayに対応しているものもあり、これを使えばiPhoneだけを持ってプレゼンが実行できる。

AirPlay対応のSK telecomのモバイル・プロジェクターSmartBeam Laser。とても小さく、バッテリーで駆動するので持ち歩きに便利だ

AirPlayミラーリングで出力先をSmartBeam Laserしてスライドを再生しよう

プロジェクターの表示は横向きの正しいスライドになり、iPhoneの表示は発表者ディスプレイになる

iOS用のKeynoteはMacBook上のコントローラーとしても、持ち歩けるモバイルプレゼン機としてもとても優秀だ。綺麗なスライドが作れて自在なプレゼンができるKeynoteはiWorkの中でももっとも使うべき、利用価値の高いアプリと言えるだろう。

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