Appleは、12月1日の世界エイズデーにあわせ、Apple Store実店舗でAppleロゴの色を"RED"に変更した。本日Appleが販売するすべての製品、アクセサリの売上金額の一部は、世界エイズ・結核・マラリア対策基金へ寄付される。
この施策は、例年ワールドワイドに行われており、日本では、実店舗、オンラインストアともに、Appleが販売するすべての製品およびアクセサリの売上金額の一部が世界エイズ・結核・マラリア対策基金に寄付される。また、表参道、銀座、心斎橋、名古屋、福岡の5店舗では、12月5日まで、店頭に設置したAppleロゴのオブジェの色を"RED"に変更する。
Appleは、エイズと戦い、エイズの無い世代を作り出すための活動を続ける(RED)の活動を長年サポートしている。(PRODUCT)REDを運営する(RED)は、ロックバンドU2のボーカリスト・ボノと、 国際NGOであるDATAのボビー・シュライバーが発起人となり、2006年1月26日、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラムで提唱された。今年は設立から10年という節目の年にあたる。
(RED)には、Appleをはじめ、ファッション系から金融方面まで様々な企業がパートナーとして参加しており、(PRODUCT)REDという共通のブランドの商品の開発・販売にあたっている。活動を通じて得た収益の一部は「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)」に寄付され、募られた基金は、エイズによって最も深刻な影響を受けている人々に教育や診療を提供するために使われる。(RED)に参加した企業からは、これまでに総額3億6,500ドル以上、Apple単独でも1億2,000万ドル以上の資金が生み出されている。
今回、新たに「iPhone 7 Smart Battery Case」と「iPhone SEレザーケース」が対象製品として加わった。Beats by Dreからは、オーバーヘッド型ワイヤレスヘッドホン「Beats Solo3 Wireless」とBluetoothスピーカー「Beats Pill+」の(PRODUCT)REDモデルが登場している。
App Storeでは、特別ページ「Games for (RED)」が開設されている。このキャンペーンにはApp Storeパートナーとして参加した世界各国のデベロッパ10社から20本のアプリが参加している。
参加アプリは以下の通り。
- Kabam:「MARVEL オールスターバトル」
- King:「キャンディークラッシュゼリー」「ファームヒーロー」
- EA: 「FIFA Mobile サッカー」「シムシティ ビルドイット」「プラント vs. ゾンビ ヒーローズ」
- Outerminds:「PewDiePie's Tuber Simulator」
- Pocket Gems:「Episode」「War Dragons」
- Rovio:「アングリーバード 2」「Angry Birds POP!」
- Scopely:「YAHTZEE With Buddies」
- Seriously:「ベストフィーンズ」「ベストフィーンズ フォーエバー」
- Supercell:「ブーム・ビーチ」「Clash Royale」「クラッシュ・オブ・クラン」「ヘイ・デイ」
- Zynga:「CSR Racing 2」「FarmVille: Tropic Escape」
また、12月6日までにApple Store実店舗でApple Payを用いて支払いをすると、購入したすべての項目につき1項目あたり1ドルを、合計100万ドルに達するまで、(RED)のミッションに寄付することがアナウンスされている。Appleロゴのオブジェの色が変更されているのは前出の5店舗だが、Apple 仙台一番町とApple 渋谷でもウィンドウに(RED)のステッカーが貼られている。日本全国7店舗全てで(RED)がロゴやウィンドウに表示されるのは今年が初めてとのことだ。