同じくらいの収入でも、なぜかいつもお金に困る人と、そうではない人がいます。不思議ですが、どうしてなのでしょうか。実は、お金に困らない人には、共通する考え方があるのです。今回は、特に大切なポイントを5つ厳選してみました。

お金に困らない人には、どんな特徴があるの?

1.お金の知識を身につけ賢く節約する

「節約すればお金も貯まるし、いざという時困らなくなるはず」と考える人は多いでしょう。無駄遣いしないことは確かに大切ですが、無理して節約した結果、ストレスがたまって衝動買いをしてしまったら元も子もありません。

例えば、最安値のスーパーを探したり欲しいものを我慢したりして、月に1万円の節約ができたとします。それが、あるとき張りつめていた糸が切れ、節約分以上にお金を使ってしまう……というのはありがちな失敗例でしょう。

お金に困らない人というのは、こうした無理を重ねる節約をするのではなく、お金の知識を身に付けることによって、無駄を省いているのです。例えば、年末調整や確定申告で控除が受けられれば、多く支払っていた税金が戻ってきます。老後資金を準備するにしても、確定拠出年金のような節税効果に優れた制度を活用すれば、ただひたすら預金するよりおトクにお金が貯められます。他にも、NISA(少額投資非課税制度)など、税金を節約するための仕組みはたくさんありますし、節税以外にも、知っていれば楽に節約できるポイントはたくさんあるはずです。

このように、お金の知識の分だけ賢く節約するチャンスは増えていきます。反対に、お金について学ぶことを面倒がっていると、我慢やつらい節約ばかりが続き、お金に困るような状況になることが多くなってしまうものです。