米Appleは新製品発表のスペシャルイベントを開催し、新型のMacBook Proを発表した。ここではスペシャルイベント全体の流れを追いながらイベントの様子や新製品のファーストインプレッションについてレポートしよう。

今回のスペシャルイベントでは冒頭、さまざまなハンディキャップを抱えた人たちがApple製品のアクセシビリティ機能を使ってコミュニケーションしたり、作品を作っている様子がビデオで流れた。続いてティム・クックCEOが登場し、Apple製品はすべての人に技術を届けるために作られていると説明し、こうしたOSが備えるアクセシビリティ機能について詳しく紹介するページを同社のウェブサイトに設置したことを明らかにした。

このビデオ自体をハンディキャッパーが作っているというストーリー仕立てはいかにもAppleらしい作り。アクセシビリティ機能はシステム全般にわたって提供されている

健常者のユーザーにはあまり縁のないアクセシビリティ機能だが、こうした機能が地道にアップデートして追加されることで、ハンディキャップを抱えているユーザーにとって情報を獲得/発信したり、表現のための大きな力となっている。パーソナルコンピュータを普及させることで個人に力を与えてきたAppleらしいメッセージ性を持った取り組みと評価していいだろう。

本校執筆時点ではAppleの日本語ウェブサイト上ではコンテンツは古いままになっている。なお、古くてもアクセシビリティ機能については一通り掲載されている