EXILE TRIBEの総合エンタテインメント・プロジェクト「HiGH&LOW」。ドラマ、映画、SNS、ライブ、コミック、オリジナルベストアルバムなど形にとらわれないプロジェクトとして話題を呼び、映画第1弾となる『HiGH&LOW THE MOVIE』は興行収入20億円を超えるヒットを記録中だ。

5つのチームが拮抗した勢力をもつ「SWORD」地区の中で男たちが思いをぶつけ合うエンタテインメントは、EXILE TRIBEファンのみならず、多くの観客を引き付けた。間髪入れずに公開される映画第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』(10月8日公開)では、最強と呼ばれる雨宮兄弟を主役に物語が展開し、俳優・斎藤工演じる長男・尊龍の行方を追ううちに過去に隠されていた秘密に直面する。

甘いマスクとお茶目な言動が魅力の次男・雅貴を演じるTAKAHIRO(EXILE)、クールな眼差しを持ちながら情に厚い面も見せる三男・広斗を演じる登坂広臣(三代目 J Soul Brothers From EXILE TRIBE)に、映画の見どころを聞いた。

(左)TAKAHIRO
1984年12月8日生まれ、長崎県出身。EXILEのヴォーカル。2012年夏にはHISASHI(GLAY)らとともに、4人組ロックバンド“ACE OF SPADES”を結成し、話題を呼ぶ。ドラマ『戦力外捜査官』(14)で俳優活動を開始し、『ワイルド・ヒーローズ』(15)にて初主演を果たす。EXILE 15周年の軌跡を収録したベスト・アルバム『EXTREME BEST』 が好評発売中。

(右)登坂広臣
1987年3月12日生まれ、東京都出身。三代目 J Soul Brothers のボーカル。映画『ホットロード』(14)で初出演で初主演を務め、第39回報知映画賞新人賞、第38回日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の賞を受賞。11月11日から、三代目J Soul Brothers全国ドームツアー「三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2016 "METROPOLIZ"」を開催。 撮影:稲田平

期待とプレッシャーの主演映画

――大人気の雨宮兄弟、満を持しての主役かと思いますが、最初に主役だと聞いた時の感想はいかがでしたか?

TAKAHIRO:HiGH&LOWプロジェクトではいろいろな物語が続いていくという計画は聞いていたんですが、こんなにも早く雨宮兄弟の企画が実現するとは思ってなかったです。光栄な思いとともに、期待に応えられるかという不安もあったのですが、これまで兄弟で阿吽の呼吸をつくりあげていたので、それが発揮できればという想いでした。

登坂:HiGH&LOWのプロジェクト自体、規模も大きく、前回の『THE MOVIE』で終わらないとはわかっていたんですが、まさか第2弾で雨宮兄弟が主役をやらせていただくなんて、意外でした。『THE MOVIE』がすごく壮大なスケールと迫力のある作品だったので、負けないような作品にしなければという思いはあります。

――雨宮兄弟人気で、『RED RAIN』にもすごい反響がありましたが、それはご自身も感じていましたか?

TAKAHIRO:自分で言うのは恐れ多いのですが、期待してくださってるなというのは感じています。これまでそんなに登場シーンも多いわけではなく、謎に包まれた兄弟でしたので「雨宮兄弟って何者なんだ」とみなさん思っていたみたいで(笑)。期待値が上がっている分、プレッシャーを感じていますが、僕らもみなさんとともに、台本を読みながらの発見もあり、楽しみながら撮影に挑ませていただきました。

登坂:長男役の斎藤工さんの反響もすごく大きかったですし、改めて実感しました。と同時に、前作とは絶対違う世界観で描きたいと思って、監督やスタッフさんとも相談させてもらいました。大きなプロジェクトのもと、「雨宮兄弟の映画」と誇りを持てる作品に仕上がったと思います。絵の質感やロケーション、撮り方も、『THE MOVIE』とはまったく違った作品になっています。

公私ともに絆を育む

――いろいろエピソードを拝見すると、TAKAHIROさんの登坂さん溺愛ぶりがすごいという印象があります。

登坂:(笑)。

TAKAHIRO:かわいいし、人としても魅力的なので。海外での撮影中も、公私ともに過ごして絆も深まって、いい期間でした。

――逆に一緒にいすぎて「あれ?」と思うようになったところなどはありませんでしたか?

TAKAHIRO:日本でお互いに酔っ払った姿などを知っているので、違和感はなかったです。仲の良さをひけらかしてたつもりはなかったんですけど、HIROさんがいろいろ知ってくださっていて、そこからの兄弟役というのもあったので。

登坂:TAKAHIROさんには昔からかわいがっていただいていたので、兄弟役と聞いた時、驚きはありませんでした。豪華なキャストのみなさんを見渡しても、僕が兄弟役になるならTAKAHIROさんしかいないと思いますし、HIROさんの中でも同じだったのかな、と。公私共に仲良くさせていただいてるんですけど、他の人から見たら、僕とTAKAHIROさんのキャラクターが全然違っているのが、また兄弟っぽく見えていたのかなとも思いました。

TAKAHIRO:兄弟役については、よく飲みに行ってるのがバレてるんだなと(笑)。HIROさんも「仲良いじゃん」って(笑)。