本機を含むdynabook Tシリーズの秋冬モデルは、東芝の31年に及ぶPC事業での技術やノウハウ、ビジネスPCで培ってきた実績が凝縮された製品になっている。また、従来はODMへ外注していた製造過程を、設計から出荷まで全工程を中国・杭州に位置する自社工場で担当し、品質の向上を目指しているそうだ。その自信の表れか、本機のメーカー無償保証は、従来の1年から2年に延長されている。

一昔前に比べてPCの買い替えサイクルは伸びてきているが、堅牢性や保証などスペックに表れにくい点を考慮して見ると、長期間安心して使用できるPCはそれほど多くない。高価格帯の製品であるが、「PCはできるだけ長い期間同じものを使いたい」というユーザーにとって、本機は有力候補の一つになりうるのではないだろうか。

詳細スペック
製品名 dynabook T85/A
CPU Intel Core i7-6500U (2.50GHz)
メモリ PC3L-12800 16GB
ストレージ 1TBハイブリッドドライブ(HDD+NAND型フラッシュメモリ)
グラフィックス Intel HD Graphics 520(CPU内臓)
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応)
ディスプレイ 15.6型ワイド液晶(1,920×1,080ドット)
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1、10Base-T/100Base-TX/1000Base-T対応有線LAN
インタフェース USB 3.0×2、USB 2.0×2、HDMI出力、マイク/ヘッドホンコンボジャック、ブリッジメディアスロット(SDXC対応)など
OS Windows 10 Home 64bit
本体サイズ/重量 W379.0×D258.0×H23.7mm/約2.4kg
店頭価格(税込) 198,000円前後