1月9日より上映をスタートした劇場アニメ作品『KING OF PRISM by PrettyRhythm』(通称:キンプリ)のメイン上映館・バルト9での上映が9月2日に終了した。最終上映回では急きょ、菱田正和監督がスクリーンに登場した。

菱田正和監督

最終日は、二つのスクリーンでの上映となり、800席の座席がチケット販売開始と同時に即完売。その他の上映会もすべて満席となり1600名を超えるファンが駆けつけた。

全国14館でスタートした本作は、上映2週目には9館まで減少したものの、応援上映のスタートを皮切りに全国で口コミが広がり、のべ100館以上、6月18日よりスタートした4DX版も含めると130館以上で上映された。現在は川崎チネチッタ、アミューあつぎ映画.comシネマ(9月9日まで)、シネプレックス幕張(初日より上映中)で上映されている。動員人数は46万人、興行収入はまもなく8億円を突破する見込み(8月末時点)。

新宿バルト9は、上映期間中に数多くのイベントが開催され、ファンの中では聖地とされている劇場。約8カ月間の上映に幕を閉じることとなった今回の上映会は公開初日からいままでを振り返る約4分のロードムービーを流すサプライズも。映像にはいままで開催された舞台あいさつイベントの様子や、応援上映を楽しむファンの笑顔や涙が映しだされた。また、最後に菱田監督をはじめとする制作陣からのメッセージも流れ、ファンからの歓声が上がった。

さらに、「どうしてもこの場に立ち会いたい。ひとことありがとうと言いたい」と急きょ、菱田監督がステージに登場。「応援してくれてありがとう。また会えるよ!」と応援してくれたファンに直接伝え、バルト9最後の上映は幕を閉じた。

スタッフからのメッセージコメント全文

キャラクター原案&デザイン 松浦麻衣
みなさまのたくさんの応援、本当にありがとうございました。大変お世話になりました。

サウンドミキサー/HALF H・P STUDIO 小島信人
上映していただいた関係者のみなさま。何度も足を運んでいただいたプリズムエリートのみなさま。今日いきなりこれを見て「え、誰? どういうこと」と思われているみなさま。プリズムに輝くみなさまはなんて素晴らしいんだ! だから、言いたいことは、プリズムの煌めきをほんとうにありがとうございます!

プロデューサー/エイベックス・ピクチャーズ 西浩子
1月9日朝8時、舞台あいさつの準備のために会社へ向かう途中、どうしても我慢ができず、新宿三丁目で電車を飛び降りてドキドキしながら新宿バルト9さんへ走り、初回上映を5分だけのぞきに行ったことが昨日のことのような、数年前のことのような、不思議な感覚です。あの日から今日まで、プリズムの煌めきをつないでくれたみなさまへ。ほんとうにほんとうに、ありがとうございました!

プロデューサー/タツノコプロ 依田健
永遠に続く夢はない……わかってはいても、いざ最後を迎えるとなると一松の寂しさを覚えます。公開から2週間のお通夜期間のころには、こうして8カ月近いロングランになるなんて思いもしませんでした。これもファンのみなさんの応援のおかげです。ほんとうにありがとうございました。

監督 菱田正和
また逢えるよ!

(C)T-ARTS / syn Sophia / キングオブプリズム製作委員会