8月20日より公開されるアニメーション映画『鷹の爪8 ~吉田くんのX(バッテン)ファイル~』の完成披露試写会が7日、東京・新宿明治安田生命ホールにて行われ、声優に初挑戦した女優・森川葵や元ファンキーモンキーベイビーズのモン吉、声優の内田彩らが登壇した。

左からFROGMAN監督、箕輪はるか(ハリセンボン)、森川葵、内田彩、モン吉

『鷹の爪8 ~吉田くんのXファイル~』は、人気フラッシュアニメ『鷹の爪』の10周年を記念した劇場シリーズ第8弾。今回の舞台は20世紀、島根県・吉田村。地元の小学生・吉田くんと仲間たちのもとに、タイムトラベルした世界連邦捜査局・X(エックス)捜査課のモレルダーとナスカリー捜査官が現れ、共に未来の怪事件を発生させているという「呪いのビデオ」の捜索を始める。しかし、その行く手にはUMA(未確認生物)やオーパーツ、超常現象など、摩訶不思議な出来事が巻き起こるというストーリーが展開される。

当日行われた完成披露試写会には、女優の森川葵(里美役)をはじめ、声優と主題歌「一期一会」を担当した元ファンキーモンキーベイビーズのモン吉(宇宙人役)、声優の内田彩(つっちー役)、監督のFROGMAN氏、吉田くんが応援に駆けつけた。

今回、森川は気の強いヒロイン・里美役を担当。最初は声だけの演技に不安があったことを告白しつつ、「お話を頂いた以上、やれることを精一杯やろうと頑張りました」と当時の心境を語った。また、森川同様、声優に初挑戦したモン吉も、アフレコ当初、勝手が分からず苦労したこと明かす。さらに、そのコメントに対し監督のFROGMAN氏は、「正直、ドヘタでビックリしました」と冗談交じりのツッコミで、会場の笑いを誘った。

イベント終盤には、本作で電話をかけてくる亡霊・メリーさん役を務めたハリセンボンの箕輪はるかがステージ後方のバックパネルを突き破ってサプライズ登場し、登壇者を驚かせた。実は箕輪の登場は、登壇者にも知らされていなかったようで、一番驚いた表情を見せた内田は、「恐怖体験のトーク中、ステージ裏で音が聞こえていたのでビクビクでした」と、理由がわかって安堵の表情。

最後に森川は「今回は、いつものゆる~い鷹の爪らしさもありつつ、愛も感じられる作品なので、友達や家族で見に来てください」と締めくくった。

さらに、舞台あいさつ後に行われた囲み取材において、脚本や声も担当しているFROGMAN氏は、あっという間の10年だったと振り返った。「『鷹の爪』は、動かない紙芝居みたいなアニメと言われたが、ストーリーや伝えたいメッセージはしっかり作りこんできた。そこが皆さんに評価してくださったのではないかと思います」とファンに感謝の言葉を述べていた。

『鷹の爪8 吉田くんのXファイル』は、8月20日から先行公開、27日から全国で公開。