投資をはじめたい人におすすめの本は?

「投資を始めたいから、まずは本でも読んでみようかな?」と考える人は多いと思います。投資に関する本は非常にたくさんありますので、どれを読んだらいいか迷ってしまいますよね。中には上級者向けの難しいものも……。そこで今回は、投資の経験がない初心者の人でも、読みやすいオススメの4冊をご紹介します!

お金の基本から学んでみよう

どんな商品に投資するとしても、必ず必要になるのがお金や経済の知識。基本的なことを知らないまま目先の利益ばかり追い求めていては、思うような結果は得られないでしょう。「早く投資でお金を増やしたい!」という気持ちはわかりますが、そこは急がば回れ。まずは、お金の基本的なことについて学んでみましょう。

『知らないと損する 経済とおかねの超基本1年生』(税込1,620円)

最初におすすめしたいのは、『知らないと損する 経済とおかねの超基本1年生』(大江英樹著 2015年 東洋経済新報社)。お金や経済、資産運用の基礎をこれ一冊で学ぶことができます。難しい経済用語の解説にも、わかりやすいたとえや身近な例が多く使われていて、「なるほど!」と思わず膝を打つような内容ばかり。何となく理解したつもりになっていたお金の基本を、改めて正しく理解することができる本です。

特に、これから投資を考えている人にとっては「投資」カテゴリは非常に興味深い内容。リスクの捉え方や、資産運用で気を付けるべきことなどは、初心者には是非読んでいただきたい項目です。また、「投資と投機の違い」についても触れられていますが、これは投資経験者でも混同しがちなポイント。多くの人が間違いやすい用語や知識には、特に丁寧な解説があるのがうれしい点です。一方、税金や社会保険、年金、国の財政破綻など、私たちの生活と深く関わる部分の説明も。よくメディアで報道されている内容の真実がわかり、正しく行動していくための道しるべとなるような本と言えるでしょう。

『1日5分“意識”するだけ! お金に困らなくなる黄金の法則』(税込1,404円)

2冊目は、『1日5分“意識”するだけ! お金に困らなくなる黄金の法則』(長尾義弘著 2015年 河出書房新社)。「なぜお金と向き合うとお金が増えるのか」といった非常に興味深いテーマから始まり、お金の習慣やお金に困るパターンなど、夢中で読める内容が続きます。

特に、著者が実際にお金のことを考えて、30万円得をした実体験など、お金に向き合うことの大切さを実感するエピソードがたくさん収録されています。後半には、年金や保険など金融商品などについて、どうすれば得ができるかといった具体的な解説も。今後、どんな資産運用を行うとしても、読んでおきたい本です。