冷凍保存しておくと便利な食材
長期保存に便利な冷凍庫ですが、食材によっては凍らせることで味が落ちてしまうものもあります。私が冷凍保存しているのは次のような食べ物です。
■キャベツ
これからが旬のキャベツ。安く売られていることが多くなりそうですね。キャベツには整腸作用があり、便秘解消などの腸内環境を改善してくれます。
冷蔵庫でも保存しやすい食材ですが、一人暮らし用の冷蔵庫では1玉買ってしまうと冷蔵庫の野菜室に入らないときがあります(2分の1、4分の1にカットされているキャベツは、断面から悪くなってしまうので、あまり買いません)。
そんな時は、使いやすいお好みのサイズにカットして、そのままフリーザーバッグに入れて凍らせてください。冷凍すると生のときと違ってしんなりとした食感になってしまいますが、いため物やスープに使ったり、コールスローサラダにしたりするとおいしいですよ。
■トマト
トマトにはリコピンという抗酸化作用が強く体を若返らせてくれる成分が多く含まれています。積極的に食べたい野菜ですが、他の野菜とぶつかるとそこからすぐに腐ってしまう……何てことありませんか?
デリケートなトマトはそのまま冷凍がおすすめ! 軽く洗ったら、フリーザーバッグや保存容器に入れて冷凍庫へ。加熱すればそのままトマトソースなどに使えます。調理するときは凍ったままのトマトを水につけると簡単に皮がむけるので、湯むきの手間もなくなります。
■豆腐
豆腐には、大豆イソフラボンという女性ホルモンに似た働きをしてくれる成分が豊富に含まれています。美肌効果が期待できる、ヘルシーな食材の代名詞と言えるのではないでしょうか。健康に良いだけでなく、いろんな料理に使いやすい食材な上にお財布にも優しい価格! ただし、賞味期限が短いですよね。
豆腐は売られているパック容器に入れたまま凍らせてOK! 一度凍らせた豆腐は、そのまま食べるよりも弾力が増してお肉のような食感になります。解凍してから水気を絞り、いため物や煮込み料理に使ってください。私は使う前日の夜くらいから冷蔵庫に戻して自然解凍しています。
■きのこ類
きのこ類も低カロリーで食物繊維が豊富に含まれてダイエットに最適なヘルシー食材です。老廃物を排出してくれる効果のあるカリウムも多く含んでいますので、むくみ解消にも一役かってくれます。
きのこ類は石づきをとり、使いやすい大きさにしましょう。しいたけやエリンギなどは切った方が良いですが、しめじやえのきは手でさくだけで大丈夫です。食べやすい大きさになったら、フリーザーバッグに入れて冷凍してください。色々な種類のきのこをまとめて1パックにしてもいいですね。使うときは煮物や汁物には凍ったまま入れるだけ! スープに濃縮されたきのこの出汁がでて味に深みがでます。
冷凍保存は「長持ち」以外のメリットも!
普通に冷蔵庫に入れるだけよりひと手間かかる冷凍保存ですが、食材を長持ちさせるだけではないメリットがあります。例えばきのこ類は冷凍した方がおいしくなりますし、豆腐のように冷蔵保存とは違う食感を楽しめる食材もあります。
また、冷凍庫はあいているスペースがすくない方が電力消費を抑えられるので、冷凍庫を活用することは電気代の節約にもつながります。うちの冷蔵庫はツードアの小さいものなので、冷蔵庫部分のスペースだけではスペースが足らないこともあり、なるべく冷凍庫を使うようにしています。野菜室も狭いので、ぎゅうぎゅうに詰めていると野菜同士がぶつかり、傷みが早くなってしまいます。
でも、食材を冷凍庫に保存しておけば野菜室にゆとりができるので、冷凍できない食材の持ちもよくなります。冷凍庫を上手に活用して、自炊&節約を楽しんでください。
おはぎ
断捨離を通して物と丁寧につきあい、ミニマリストを目指すアラサーのパンダ。マイナビニュース連載「断捨離パンダのミニマルライフ」
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