【インタビュー】

ジョン・カビラ、『アカデミー賞授賞式』案内役を務めて10年――その魅力と今年の注目作品を語る

  [2016/02/27]

『第88回アカデミー賞授賞式』が、日本時間の29日に米・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される。スターが勢ぞろいする受賞シーンだけではなく、様々なエンターテインメントショーが繰り広げられる『アカデミー賞授賞式』。世界が注目する"映画の祭典"で司会を務めるのは、11年ぶり2回目の登場となるコメディアンで俳優のクリス・ロックだ。

当日9時から独占生中継を実施するWOWOWでは、案内役でフリーキャスターのジョン・カビラと高島彩が授賞式の模様を紹介。現地からは、WOWOWレッドカーペット・ナビゲーターに就任した女優の武田梨奈が、熱気あふれる会場のリポートに挑む。そこで今回、2007年から案内役を務めるカビラに、『アカデミー賞授賞式』の魅力を聞いた。

ジョン・カビラ

――今年で10回目の案内役になりますが、今の気持ちをお聞かせください。

「素直な気持ちで反応したいですね。僕は、視聴者の方たちと一緒に楽しむ側なので、叫んじゃうかもしれません!(案内役の)高島さんには、全幅の信頼を寄せています。手綱は預けるので、暴走する時は上手く操縦して欲しい」

――カビラさんにとって『アカデミー賞授賞式』の魅力とは?

「すべてですね。映像のプロフェッショナルが会場に集まり、全世界の人々がテレビの前で注目している。そんなみなさんを驚かせなければならない宿命を背負っている授賞式には、米国エンターテインメントの粋がある。レッドカーペットから始まるショーを、瞬きしないでたっぷり見て欲しいですね」

――今年の司会は、クリス・ロックが務めます。

「第一声がどんなものなのか。我々が想像するレベルを軽々と超えていくだろうと楽しみにしています。エンターテイナーとしてのプロフェッショナリズムが計られるわけですし、“クリス・ロック節”が炸裂だと思いますよ。とてもドキドキしますね」

――『レヴェナント: 蘇えりし者』、『マッドマックス 怒りのデスロード』、『スポットライト 世紀のスクープ』など8作品がノミネートされた作品賞。カビラさんが注目する作品を教えてください。

「8作品はどれも、“どう生き抜くのか、どう自分と向き合うのか”がテーマ。その中でも個人的には、自然の美しさと厳しさと人間の脆さを突き付けられる『レヴェナント』に注目しています。米国の開拓時代の闇をえぐりつつ、人間のプライドとは何なのかを鋭く描いていて圧倒されました。正直、(主演の)レオナルド・ディカプリオに獲らせてください!と思っています。案内役として肩入れしていいのか?という批判は受けるので、今回は踏み込んで応援してしまうかもしれません(笑)」

――では、『アカデミー賞授賞式』を10年見続けて感じることはありますか?

「『アカデミー賞授賞式』は、時代の空気をどこまで放送で伝えるか試される番組。それをステージで軽やかに表現できることは素晴らしいことですし、米国ショービジネスの今を色んな形で感じ取ることができる。スターたちが歩くレッドカーペットのような夢の世界もありつつ、リアルな米国をエンターテインメントショーで見せる。“絶対に届かない世界”と“腑に落ちる世界”が両立しているのが、『アカデミー賞授賞式』。それを生放送で見ることができるのは、稀有な時間だと思います」

――最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。

「スターたちの喜怒哀楽やパフォーマンスの素晴らしさ、ショーの豪華さといった生中継ならではの息吹を感じてほしい。当日夜には、字幕版も放送されるのでそこで新たな発見もしてほしいですね。その日のうちに、2度美味しいのは、日本だけだと思いますよ」

『生中継!第88回アカデミー賞授賞式』は、WOWOWプライムで29日9時から同時通訳で生中継。字幕版は、同日21時から放送する(ダイジェスト版は、3月5日放送)。


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