【ハウツー】

有名シェフ直伝! 中華鍋で作る男の料理 - かたまり肉を使う「回鍋肉」

熱伝導率が高い熱の中華鍋を使えば、野菜炒めも炒飯も極上の仕上がりとなる。そこでここでは、重い中華鍋の使い手として家庭のお父さんを指名。料理初心者のお父さんも極上中国料理が作れるよう、有名シェフに教えていただく。

今回はおなじみの回鍋肉をご紹介。家庭では薄切り豚肉を使うことが多いが、今回は豚肉のかたまり肉を煮込んだ「白肉(パイロウ)」を使っている。豚のかたまり肉は1時間弱煮込むことになるが、その分仕上がりは段違い。煮込んだ白肉は余ったら、各種ソースをかけて食べてもいいし、チャーハンなどに加えてももちろんOK。ぜひチャレンジしてもらいたい。レシピ考案は、テレビや書籍などで大活躍中の四川料理店「ピャオシャン」井桁良樹シェフだ。

「白肉を使うこだわりの回鍋肉」

豚肉は白肉を使っているので適度に油が落ちており、とてもやわらか

材料(2~3人前)

白肉(※つくり方後述) 80g / キャベツ 60g / ピーマン 2個 / 長ネギ 30g / ニンニク 1片 / 油 大さじ2 / 水 小さじ1

A(豆板醤 小さじ1/2 / 甜麺醤 大さじ1 / 濃口醤油 小さじ1/2 / 紹興酒 小さじ1 / 砂糖 小さじ1/2 / 豆鼓 小さじ1強 / 水 小さじ1)

つくり方

1.キャベツは手でちぎり、芯の部分を包丁でつぶしてザク切りにする。ピーマンは種を取り除きザク切りに、長ネギはななめ切りにする。

2.鉄の中華鍋を熱して油をなじませる。1のキャベツ、ピーマンを入れ、水を少量加えて炒める。野菜類がしんなりしたらいったん取り出す。

3.中華鍋に白肉、1の長ネギを入れて炒める。肉がカリッとしてきたら、みじん切りのニンニク、Aを加える。

4.2の野菜類を中華鍋に戻し入れ、全体をさっと炒めたら器に盛り付ける。

「白肉」のつくり方

豚バラのかたまり肉を120gあたり30分程度静かに煮込む

材料(1回仕込み量)

豚バラ肉(かたまり肉) 120g / 長ネギの青い部分 1本分 / 生姜 1片分(叩いたもの) / 水 適量 / 紹興酒 適量 / 四川花椒 5~6粒

つくり方

1.豚バラ肉以外の材料を中華鍋に入れ、沸騰するまで火にかける。

2.沸騰したら豚バラ肉を入れ、やわらかくなるまで弱火で静かに煮込む。煮込み時間は肉120gで30分程度。煮込み終わったら湯から引き上げ、冷めてから薄切りにする(1枚10g程度)。

回鍋肉をつくる際のポイントとして井桁シェフは、「野菜を炒める際に少量の水を加えることで、蒸し野菜のようになり焦げにくくなります」とのこと。白肉は、四川料理店では常備している定番食材の1つといい、沸騰させないようにしてゆっくりと茹でることでやわらかく、旨みを残して仕上がる。「炒める際は、カリッとするまで炒めた方が余分な油が出て香ばしくなります。白肉ではなく薄切り豚肉で回鍋肉をつくる場合、少量の水を加えて蒸し煮にするとやわらかく仕上がります」。

著者プロフィール

「老四川 飄香」オーナーシェフ・井桁良樹さん
2005年4月に東京・代々木上原に「老四川 飄香」を出店。中国での修業経験を生かしつつ、独自のアレンジを加えた本格四川料理が評判となり、連日予約で席が埋まる人気店に。現在は本店を東京・麻布十番に移し、東京・銀座に「銀座三越店」も展開。店名は、"OLD四川が漂い香る"という店のコンセプトから付けた。日本人向けに、直接的ではなく香りで辛さを感じるような独自の工夫を行なっている。

撮影: キミヒロ

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