古着といえば「高円寺ルック商店街」

高円寺パル商店街の屋根がなくなると続いて登場するのが「高円寺ルック商店街」。ここは古着の聖地とも言えるほど、オシャレな古着屋が軒を連ねている。

パル商店街を抜けるとそのまま続く「高円寺ルック商店街」。「ここで終わりかな? 」と思っても少し進めばさらに古着屋が現れる

古着屋巡りの合間に休憩するなら、たこ焼きはいかがだろう。2015年2月にオープンしたばかりの「藤だこ」はたこ焼きはもちろん、ビールやタピオカミルクティーも販売しているという異色のたこ焼き屋。お店の前にあるベンチに座って「さっきの服、やっぱり買おうかな」などと思いを巡らせてみてもいいかもしれない。平日は15時~、休日は14時~オープンのため注意しよう。タピオカミルクティーは冬場は休日のみの販売となっている。

衝動買いしそうになったらとりあえず「藤だこ」で休憩。紅しょうがの代わりにガリが添えられているのがポイント。「たこ焼き」は5個入りから販売(税別350円~)

さらに商店街を進んでみると、昭和レトロで知られる古民家喫茶店「七つ森」がある。ここでは支払の際、お釣りの端数が5円になるようにしよう。「ご縁がありますように」という意味でリボンの付いた5円をくれる。


高円寺の面白いところは、"昔と今のおいしいとこ取り"な点だろう。昔ながらの町並みに溶け込むように、若者が経営するオシャレなカフェやお店が開かれているようだ。古くからあるお店は新しいお店の快活さに元気をもらっているようにも見える。そのせいか、別の街なら通過してしまいそうなお店にも何か面白いものがあるのではないかと思えてくるのだ。今度の休日は、古さも新しさも面白い高円寺の商店街巡りをしてみてはいかがだろうか。

※記事中の価格・情報は2015年12月取材時のもの。価格は「藤だこ」以外税込

筆者プロフィール: 木口 マリ

執筆、編集、翻訳も手がけるフォトグラファー。旅に出る度になぜかいろいろな国の友人が増え、街を歩けばお年寄りが寄ってくる体質を持つ。現在は旅・街・いきものを中心として活動。自身のがん治療体験を時にマジメに、時にユーモラスに綴ったブログ「ハッピーな療養生活のススメ」も絶賛公開中。