【レポート】

2016年ナンバー1ブレイク女優は? ヒロインの座をめぐって若手フィフティーン大混戦

 

昨年アップした 2015年の「国民的ブレイク」を目指す若手女優イレブン が好評だったことを受けて、今年も同様の企画にトライ。前回はサッカー・ワールドカップにちなんで11人を選んだが、今回は昨年盛り上がったラグビー・ワールドカップにあやかって15人の若手女優を挙げていく。

セレクトの基準は、最近の出演作品で見せた可能性と、今後出演予定が発表されている作品のラインナップ。ライバルの多い女優業界でブレイクを果たすのは誰なのか?

「正統派美少女」の役が似合う4人

左から永野芽郁、平祐奈、山本舞香、岡本夏美

1人目は、昨年大きなインパクトを残し、「今年が勝負」と言われる永野芽郁(16歳)。それまでも10作を超える出演歴があったが、映画『俺物語!!』のヒロインに大抜てきされて、「あの子は誰?」と飛躍的に認知度が上がった。そして今年は1月から月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)でヒロイン・有村架純(22歳)の同僚介護士役を演じる。さらに、昨年の広瀬すず(17歳)に続いて11代「高校サッカー応援マネージャー」に就任するなど、まさに前途洋々。「お笑い好きで、大の負けず嫌い」という現場受けする性格も女優向きだ。

2人目は、目下CM業界でブレイク中の平祐奈(17歳)。「JR SKISKI」「ワイモバイル」「マリオ&ルイージRPG」「カロリーメイト」「IDC大塚家具」などのCMに出演し、"太眉美少女"として認知度を上げている。昨年は『JKは雪女』(TBS系MBS)でドラマ初主演、『案山子とラケット』で映画初主演を果たすなど、女優としての可能性も一気に広げた。今年も映画『ぼくが命をいただいた3日間』に出演予定。155㎝と小柄ながらハジけるような笑顔は好感度が高く、もはや「平愛梨(31歳)の妹」という肩書は必要ない。

3人目は、CM「JR SKISKI」で平と共演している山本舞香(18歳)。2011年に蒼井優(30歳)や川口春奈(20歳)らを輩出した第14代「リハウスガール」に選ばれてから、ドラマ『江』(NHK)や『大奥~誕生』(TBS系)などの時代劇、『幽かな彼女』(フジテレビ系関西テレビ)や『夜のせんせい』(TBS系)などの学園モノに出演。『南くんの恋人』(フジテレビ系)でかつて深田恭子(33歳)らが演じたヒロイン・ちよみ役を務めるほか、3月には初主演映画『桜ノ雨』の公開も控える。息をのむような黒髪の美少女ながら、空手黒帯を持つギャップも魅力のひとつだ。

4人目は、「清純派」の印象がピカイチの岡本夏美(17歳)。これまで『GTO』(フジテレビ系関西テレビ)、『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ系)などの学園ドラマに出演するなど、"制服モノ"との相性は世代屈指。その証拠に、昨年は制服姿で『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、コメンテーターを務めるなど活動の場を広げた。今年も映画『ボクソール★ライドショー』で主演を飾るが、同世代からの支持が厚く、舞台経験豊富な彼女なら活躍の場は広がる一方だろう。

「すでに演技派」のU-15女優

左から浜辺美波、高橋ひかる、清原果耶

5人目は、昨年ネットを最もにぎわせた中学生・浜辺美波(15歳)。ドラマ版『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジテレビ系)のヒロインで幽霊のめんま役、ドラマ『無痛』(フジテレビ系)ではトラウマを抱える金髪少女を演じた。難役のオファーが続くのは、「悩みを抱え、葛藤する」演技がしっかりできるからだろう。ただ、ゲームアプリ「リトルノア」のCMでは体育座りで歌い、映画『エイプリルフールズ』ではヤクザに誘拐される小学生役を演じるなど、年齢相応の無邪気な表情を見せられるのも強み。アイドル女優、演技派女優のどちらでも勝負できる。

6人目は、大器の予感漂う高橋ひかる(14歳)。2014年の『全日本国民的美少女コンテスト』でグランプリを獲得し、昨年本格デビュー。「代々木ゼミナール」のCMで元気いっぱいに踊る姿を披露したほか、「チオビタ・ドリンク」「COOP」と立て続けにCM出演した。そして今年、早くも女優業に挑み、しかもドラマ界の巨匠が手がける映画『人生の約束』に出演。竹野内豊、江口洋介、ビートたけし、西田敏行ら大物との共演だが、高橋のピュアな存在感は際立っている。素朴でナチュラルなルックスは誰からも好かれやすいものだけに、業界の期待は大きい。

7人目は、昨年秋、『コウノドリ』(TBS系)で14歳での出産シーンを演じて絶賛を集めた山口まゆ(15歳)。驚異的な難易度の役だったが、彼女なら全く問題なし。2014年のデビュー作はドラマ『昼顔』(フジテレビ系)で吉瀬美智子(40歳)の娘役、『聖女』(NHK)では悪女ヒロイン・広末涼子(35歳)の幼少期役を演じ、昨年は『アイムホーム』(テレビ朝日系)で木村拓哉(43歳)の娘役、『ナポレオンの村』(TBS系)では菅野美穂(38歳)の娘役を演じるなど、大物俳優との共演で鍛えられているからだ。今年も早速1月27日放送のドラマ『インディゴの恋人』(NHK-BS)に出演予定。見るからに芯の強そうなまなざしや、胸の奥に潜む繊細さなど、女優としての資質にあふれている。

8人目は、朝ドラ『あさが来た』(NHK)にふゆ役で出演している清原果耶(13歳)。女中として勤勉に働きながら、叶わぬ恋に悩む女性の役を好演している。そして今年3月から出演する大河ファンタジードラマ『精霊の守り人』(NHK)は、3年間にわたって放送される大作。清原は綾瀬はるか(30歳)が演じるヒロインの少女期を演じるのだが、ピュアなルックスとバレエで鍛えた身のこなしは、ファンタジーな世界観にハマリそうだ。NHKは有望な若手女優を連続起用することが多いだけに、着実にキャリアを重ねるだろう。

『朝ドラ』をきっかけに飛躍へ

中村ゆりか、恒松祐里、吉岡里帆、川栄李奈

9人目は、昨年の朝ドラ『まれ』にヒロインの友人役で出演したとき、「あの美少女は誰?」と話題になった中村ゆりか(18歳)。ただ、中村は2014年にもプチブレイクしていた。映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』、ドラマ『家族狩り』(TBS系)、『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ系)に出演し、特に援助交際やリストカットをするなど狂気を秘めた『家族狩り』での演技は絶賛された。『いつかティファニーで朝食を』(日本テレビ系)に出演し、ここではイマドキのOL役を好演。どの作品を見ても、先輩女優たちに引けを取らない堂々とした姿を見せているのが素晴らしい。

10人目は、業界内で「必ず爪あとを残すタイプ」とひそかに評判の恒松祐里(17歳)。昨年は映画『くちびるに歌を』で物語の鍵を握る生徒役を演じたほか、『まれ』(NHK)に塩田を営む桶作夫妻の孫役、『5→9』(フジテレビ系)ではヒロイン・石原さとみ(29歳)の妹役と、キャラの異なる役柄を表情豊かに演じた。さらに、特筆すべきは『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)で見せる即興性。短い映像でも視聴者をしっかり引き込む役作りのうまさは、より多くの作品で重宝されそうだ。

11人目は、絶好調の朝ドラ『あさが来た』(NHK)に2月から出演する吉岡里帆(22歳)。あさの娘・千代の親友で、「女性実業家のあさを尊敬している」田村宜役を演じる。昨年は単発ドラマやゲスト出演で6作に出演したほか、『マンゴーと赤い車椅子』『幕が上がる』『明烏』の映画3作に出演。今年も映画『つむぐもの』で介護士役に挑戦する。福田雄一監督のもとで学んだこともあって、コメディにも対応できるのは大きく、近いうちに実家のある太秦への凱旋も叶うのではないか。

12人目は、春から放送される朝ドラ『とと姉ちゃん』(NHK)に出演する川栄李奈(20歳)。ヒロインの高畑充希(24歳)が住む仕出し屋の娘役で出演する。昨年8月にAKB48を卒業したばかりだが、直後に舞台『AZUMI 幕末編』の主演を務めて演出家から絶賛されたように、スッと役に染まれるのが川栄の強み。所属事務所がAKBの運営会社AKSからエイベックス・ヴァンガードに変わったこともあり、女優活動のチャンスは広がるだろう。

男女ともに多くのファンを持つ

新木優子、中条あやみ、内田理央

13人目は、『non-no』の表紙を飾り、『ゼクシィ』の8代目CMガールに選ばれるなど、主演女優の登竜門を着実に上がっている新木優子(22歳)。昨年秋に『監獄学園-プリズンスクール-』(TBS系MBS)で男子生徒をトラップにかける女子高生役を演じたほか、『いつかティファニーで朝食を』(日本テレビ系)ではヨガインストラクター役で美しい体のラインを披露するなど、女優としての幅を見せた。昨年12月には長編映画初主演作『風のたより』が公開されたほか、複数の連ドラ出演も確実視されている。

14人目は、女優登竜門という意味では負けていない中条あやみ(18歳)。広瀬すず(17歳)や三吉彩花(18歳)らとともに『Seventeen』モデルを務め、宮沢りえ(42歳)や綾瀬はるか(30歳)らを輩出したCM『ポカリスエット』に出演するなど、すでにいつ大ブレイクしても不思議ではない状態。昨年はCM『花王メリット ピュアン』『NTTドコモ dポイント』のほか、女優としてもドラマ『She』(フジテレビ系)で突然姿を消す美しい女子高生役をミステリアスに演じた。さらに今年は、映画『セトウツミ』『ライチ☆光クラブ』でヒロインを務める。イギリスとのハーフだが、やわらかい表情もできるのが中条の魅力だ。

最後の15人目は、着実にファンをつかんでいる内田理央(24歳)。昨年9月まで『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)でヒロインを務めたが、今年は映画『血まみれスケバンチェーンソー』で初主演を果たす。もともとグラビアなどで男性支持は高かったが、昨年10月から『MORE』の専属モデルになり、ドラマ『掟上今日子の備忘録』(日本テレビ系)にレギュラー出演するなど、この数カ月間で女性支持も急上昇中。さらに1月からドラマ『ニーチェ先生』(日本テレビ系読売テレビ)にも出演するなど、連ドラオファーが途切れることはない。

■木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに月間20本超のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書に『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。

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