好きな牛乳でヨーグルトづくりを

子どもの離乳食が始まって以降、食材の産地が気になるようになってきた。例えばヨーグルト。生乳の産地はどこだろうとパッケージを見ると、安価な商品では書いていないことが多い気がした。そこで注目していたのがヨーグルトメーカー。自分の好きな牛乳を使ってヨーグルトをつくることができる。最近では機能充実タイプも発売されており、カスピ海ヨーグルトもつくれる。

市販の種菌を牛乳に加えてヨーグルトメーカーにセット

そう、我が子はカスピ海ヨーグルトが好きなのだ。普通のヨーグルトより高いのに。

そんなこともあって、カスピ海ヨーグルトをつくることができるビタントニオの「ヨーグルトメーカー」を使ってみた。シルバーと赤のスタイリッシュなデザインで、25℃~60℃の間で温度設定が可能。カスピ海ヨーグルトは27℃と通常のヨーグルトづくりより低温の設定(できあがったカスピ海ヨーグルトを種とする場合)。発酵時間は説明書を見ると市販のカスピ海ヨーグルトの種菌(粉末)を使った場合で24時~48時間、できあがったカスピ海ヨーグルトを種とした場合で7時間とある。

早速、好みの牛乳に、市販の種菌を少量加え、ヨーグルトメーカーにセット。27℃で丸一日発酵させてみる。24時間後に牛乳パックの中を見ると、「気持ちとろみがついた牛乳」といった状態でまだまだシャバシャバだった。さらに6時間ほど27℃で発酵してみると、カスピ海ヨーグルト特有のとろ~りとした状態になった。

一口味見をしてみると、カスピ海ヨーグルトそのもの!! 子どもも、市販のカスピ海ヨーグルトの時と同様にパクパクとご機嫌な様子で食べている。発酵には丸1日以上かかったが、1リットルの牛乳パック1本分をつくることができた。次回からは、今回作ったヨーグルトを種にして発酵させれば、説明書では7時間程度で完成、とあるので大幅に時間短縮ができる(前述の通り、使用するヨーグルトの種類や状態によって、発酵時間には幅が生じる)。この日以降、我が家では週に2回ヨーグルトをつくるようにしており、3人家族で1週間に約2リットルのカスピ海ヨーグルトを消費している。

できあがったカスピ海ヨーグルトに蜂蜜をかけて。ビタントニオのヨーグルトメーカーにはオリジナルのジャーがついていて、ヨーグルトの保存にもぴったり

ちなみに、ここ最近は本当に多種多様なヨーグルトメーカーが販売されている。今回使用した温度設定が自由自在なビタントニオの製品以外に、もう1つ個人的に気になったのが、ティファールの「マルチデリシス」。ヨーグルトづくりに加え、スチーム調理機能を使ってのデザートつくりにも活用できる。プリンやチーズケーキ、蒸しパンなどの調理が可能だ。ヨーグルトに関しては43℃設定なのでカスピ海ヨーグルトはつくれないが、その分スイーツづくりが楽しめる。こちらの実勢価格は1万7,000円。ビタントニオのヨーグルトメーカーは7,880円(価格は共に税別)。もっと安価なタイプも販売されているが、ちょっとふんぱつして上位機種を購入すれば、それだけお楽しみ要素も増えるというものだ。