アップルは、同社の直営店であるApple Store, Omotesandoに、iPhone 6sシリーズの「3D Touch」機能を体験できる「3D Touch Table」を設置した。現時点ではニューヨーク、サンフランシスコなど全世界で11カ所しか導入されていないということだ。
このテーブルには、壁紙とロック画面で使われている金魚のムービーが動いている8台のiPhoneが置かれており、3D Touchの機能を使用するとテーブルに埋め込まれたディスプレイに波紋が広がっていく仕組みになっている。軽く触れると小さな波紋が、深押しすると大きな波紋が現れ、操作にあわせて映像が変化していく。
軽く触れると小さな波紋が、深押しすると大きな波紋が現れ、操作にあわせて映像が変化する |
3D Touchは、iPhone 6sとiPhone 6s Plusで採用された感圧タッチ技術を使った機能で、主にショートカットの役割を担う。3D Touch Tableは、その機能がどのようなものか知ってもらおうという目的で据え置かれたようだ。什器の四方の側面は鏡面仕上げとなっており、ストアの中でも一際目を惹く。そこで再生されるインタラクティヴムービーを楽しんでもらって、3D Touchの機能にも関心を持っていただこうというわけだ。実際に触ってみると、とても面白く、不思議な体験が得られる。
iPhoneを購入の際には、「パーソナルセットアップ」も提供されている。SIMロックフリーのモデルが登場したことで、キャリアの選択も広がっているが、そもそもSIMロックフリって何なの? 自分はどれを選んだらいいの? などという場合もGeniusが答えてくれる。
先頃販売が始まったiPad Proも数多くディスプレイされ、専用のキーボードカバー「Smart Keyboard」やペン型の入力デバイス「Apple Pencil」とあわせて使用感を味わえる。特にApple Pencilの書き味は、実際に使ってみないと分からないと思うので、一度トライしてみて欲しい。
新登場のApple TVは、ゲームコントローラーと一緒に陳列されている。音声入力が使える新しいリモコン「Siri Remote」も、ここでチェックできる。
Apple Watchは、この秋、ラインナップが拡充されたが、取り扱い店舗の少ないモデルである「Apple Watch Hermès」の全モデルの試着、購入ももちろん可能だ。また、各種バンドと、バンドの色に合わせたiPhoneケースも取り揃えている。Apple WatchとiPhoneのコーディネートを楽しみたいのなら利用しない手はない。
MacはMacBook、MacBook Air、MacBook Proに、Mac Pro、Mac mini、iMacとノート/デスクトップの全モデルが揃う。一新されたiMacは「Magic Keyboard」と「Magic Mouse 2」に「Magic Trackpad 2」の組み合わせで陳列されている。感圧タッチを採用したMagic Trackpad 2の機能も試すことができる。
地下のアクセサリーコーナーも充実している。前述のApple WatchのバンドにiPhoneのケース、今月19日に発売されたApple Watch用充電ドック「Apple Watch Magnetic Charging Dock」も並んでいる。また、iPhoneでの写真撮影、ビデオ撮影向けに、サードパーティの製品をひとつにまとめた「Photography Kit」と「Videography Kit」の販売も行われている。このスペシャルパッケージはApple Storeのオンラインおよび実店舗でしか購入できない。
さらにiPad向けに提供が始まった「Apple SIM」も取り扱っている。Apple SIMに関しては、ディスプレイされていないので、購入希望なら、近くのスタッフに声をかけよう。
3D Touch Tableをはじめ、Apple Store, Omotesandoの様子をざっと紹介してきたがいかがだったろう。表参道はまもなく恒例のイルミネーションが点灯されるということもあり、ホリデーシーズンに向けて賑やかさが日に日に増している様子だ。クリスマスのプレゼントにピッタリなアイテムが揃っているので、是非、足を運んでいただきたい。