続いての店は「華風菜館 新京」。実は、"しんきょう"と読む店は新梅田食道街の中に3店舗ある。今回紹介するセットメニューがあるのは、漢字で書かれた「華風菜館 新京」なので気をつけてほしい。そんな新京から紹介するのは「餃子セット」(1,050円)。こちらは、好きなドリンク1杯に12種類の小皿メニューの中から1種類、さらに、餃子1人前がセットになっている。

「華風菜館 新京」の「餃子セット」(1,050円)。小皿は春巻をチョイス

春巻きは歴史ある薄焼き玉子

小皿は肉団子、春巻、エビ天などの中から選ぶのだが、今回は春巻をチョイス。すると、目の前に運ばれてきた春巻は黄色い皮。聞くと、普通のパリパリした春巻の皮ではなく、薄焼き玉子を春巻の皮にしているという。大阪では昔はこの春巻がスタンダードだったが、手間が掛かるために今では出す店がほとんどなくなってしまった、と店の方が教えてくれた。黄色の皮は、普通の春巻とは全く異なる柔らかい食感。しかも、皮に包まれた一つひとつの具材の旨みが柔らかい玉子の皮に包まれることでまろやかな味わいに。

続く餃子は1人前で10個入り。具材はキャベツ、ニラ、ニンニク、豚ミンチに調味料とシンプルで、具材を細かく刻んでいるためペーストのようなツルっとした喉ごしが楽しめる。各素材の旨みもしっかり。パンチのきいたニンニクで、疲れている時のパワーチャージになりそう。逆に、食事後に仕事やアポイントがある場合は注意が必要だ。

"しんきょう"と読む店は新梅田食道街の中に3店舗あるのでお間違えなく