色々作っちゃう人たちのお祭りだけど、子どもでも楽しめた「Maker Faire」

8月1日~2日、東京ビッグサイトで「Maker Faire Tokyo 2015」が開催された。色々なモノを作る人(=Maker)が作品を持ち寄ったり、ワークショップなどが行われたりしていたが、商業ベースとは視点が異なるので、見ていてワクワクする楽しいイベントだ。例年は冬に催されてきたMaker Faire、今年は夏休み開催となったこともあって、今回は多少「お子さま目線」でレポートしてみたい。

インテルはEdisonを使った作品を数多く展示。手書きモンスターでのバトルも!

インテルは昨年に引き続き、Maker向けユニット「Edison」を中心にした展示。今年は作品数が非常に多いだけでなく、LEGO Mindsrormsと組み合わせた各種の作品展示と、小学生を対象としたワークショップを開催した。LEGO Mindsrormsとの組み合わせは相当のリキを入れており、世界に2台しかないというLEGO Mindsrormsと接続できるカメラ+Edisonのモジュールも作成、展示していた。

インテルはEdisonを使った作品を多く展示。これはEdisonで動くロボットで、喋りや動きはクラウド上から自由に変更できるという

カメラとマイクとEdisonをひとまとめにしたユニット(写真左上の黒いもの)と、Mindstormsを接続して車をコントロール。写真右にある、図形を認識して追いかけるデモを行っていた

Edisonを30台装備したタワー。並列コンピューティング的な利用ができるというが、実は当日組み立てていたのでプログラムは動いていない

以下の写真は、LEGO Mindstorms×Intel Edisonを使った作品群。

下にチラっと見えるリモコンを使ってロボットを操作し、カメラ画像を転送

リモコン部のアップ。Edisonが収納されているLEGOパーツは市販されておらず3Dプリンタで作ったものだ

Bluetoothビーコンが仕込まれたお宝(右下に見える果物の模型)を、自動的に探し出すという探知車。後ろの「鍋のふた」で指向性をちょっと上げているらしい

LEGOのラインナップで人気の「R2-D2」は専用パーツも売られているが、Edsionを使ったリモコンで動かすというもの

昨年人気を呼んだ「LEGOで作ったトイレットペーパー消費メーター」を、Edisonでパワーアップ。記録が保存されるようになっている

最後のワークショップは、完成済みロボをコントロールするリモコンを、LEGOとEdisonを使って組み立てるもの。LEGOの組み立てができれば、誰でも自由な発想でリモコンを作れる。今年は、「ワークショップ参加者にEdisonプレゼント」がなかったものの、作ったリモコンは持ち帰ることができた。

小学生と親を対象とした「LEGO Mindstorms×Intel Edison」のワークショップ。この子はロボのリモコンを作成中

リモコンはLEGOを使って自由に作成。パーツも豊富にそろっており、自分だけのリモコンを作れた

ロボ本体。今回のワークショップはEdisonでのプログラミングなどは行わず、リモコンを作ることに専念。一回の時間も短く、小学校の低学年でも楽しめる内容だった

ということで、完成したリモコンが動作するかテスト中

カードに書いたモンスターを画面に召喚してバトルを行う「召喚!!らくがきモンスターズ」

順番待ちの赤い服の子が持っているのがモンスターカード