【レビュー】

オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」実写レビュー - 「魚眼+大口径」が生み出すユニークな表現力

1 ボケ表現も楽しめる魚眼レンズ

 
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オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」は、マイクロフォーサーズシステムの魚眼レンズだ。視界のほぼ全体をワンショットで写せる対角線画角180度を実現しつつ、魚眼では初めて開放値F1.8に対応した画期的なレンズである。その画質と使い勝手を見てみよう。

オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」。実勢価格は税込116,600円前後 (2015年7月24日時点)

魚眼とは思えないようなボケ表現も楽しめる

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROの最大の特長は、魚眼レンズでありながらF1.8という明るい開放値を備えること。既存の多くの魚眼レンズは開放値がF2.8~F3.5程度なので、それに比べて約1.3~2段も明るいことになる。

一般的に魚眼レンズといえば、近景から遠景までの広範囲にピントが合ったパンフォーカスの写真を連想しがち。そもそも魚眼レンズは焦点距離が短く、被写界深度が深いためだ。だが本レンズなら、被写界深度を浅くした魚眼写真が撮れる。

最初の写真は、F1.8の開放値で写したムラサキバレンギクの花。180度の広い画角と背景のボケ表現という、これまでは両立が困難だった2つの要素を組み合わせることができた。

絞り優先AE(F1.8 1/800秒) ISO200 WB:太陽光 カメラ:OM-D E-M5 Mark II

次も同じく絞りをF1.8に設定し、最短撮影距離付近でキンシバイの花を接写した。この写真を見て、魚眼レンズだと気づく人は少ないだろう。ちなみに開放値の明るさだけでなく、レンズ先端から約2.5cm (最短撮影距離12cm)まで近寄れるマクロ性能の高さも本レンズの見どころだ。

マニュアル露出(F1.8 1/2500秒) ISO200 WB:オート カメラ:OM-D E-M5 Mark II

さらに、開放値の明るさは薄暗いシーンに強いというメリットもある。下の写真は、展示された車の内部をF1.8で写したもの。開放値の明るさとOM-D E-M5 Mark IIのボディ内手ブレ補正によって、感度を上げず高画質を保ったまま、手持ちでシャープに撮影できた。

絞り優先AE(F1.8 1/25秒) ISO200 WB:太陽光 カメラ:OM-D E-M5 Mark II

絞りを調整することによって写りがどう変化するかは、次の写真を見てほしい。ソフトなボケからくっきりした描写まで幅広く楽しめることがわかる (作例をクリックすると拡大、連続表示が可能)。

F1.8

F2

F2.8

F4

F5.6

F8

F11

F16

F22

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インデックス

目次
(1) ボケ表現も楽しめる魚眼レンズ
(2) 優れた逆光耐性とソフトによる魚眼補正に注目
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