オリンパスは、東京のショールーム、サービスステーション、ギャラリーの拠点「オリンパスプラザ東京」を従来の神田小川町から新宿に移転する。5月9日のオープンを前に報道関係者向けに内覧会が開催された。

新・オリンパスプラザ東京の外観

オリンパスプラザ東京は1997年に神田小川町に開設され、同社のカメラ製品を展示するショールーム、修理対応などのサービスステーション、作品を展示するギャラリーを提供してきたが、今回、西新宿にあるエステック情報ビルの地下1階に移転。ショールームとギャラリーを従来よりも一体感を高めて設置した。

ショールームコーナーにはカメラやレンズ、アクセサリーなどを展示

撮影を試せるジオラマも設置。ちょっとした遊び心もあるので、現地で見つけてほしい

ギャラリーコーナー。5月20日までは「オリンパスカメラによる写真展 写真家大集合」の展示

同ビルの17階には、サービスステーションが移転し、さらにセミナールームが常設された。プロサロンも同じ階にあり、サポートなどの機能が集約された。

17階にはサービスステーション

待ち時間にファームウェアをアップデートできるセルフコーナーが設置されている

望遠レンズ体験コーナーも。窓の外にはコクーンタワーが間近に

セミナールームも常設されるようになった

新宿には写真などの作品を展示するギャラリーが16カ所あり、新宿駅周辺にはカメラ量販店も複数店舗を構えるほか、オリンパスプラザのある西口だけでも、キヤノン、ニコン、エプソン、リコーといった写真機器メーカーのサポート・サービス拠点が設置されている。オリンパスプラザ東京 プラザ長の隠岐浩史氏は、オリンパス本社も新宿にあることから、新宿を写真文化の聖地にしたいと意気込んで今回の移転を決めたと話す。

新宿にはギャラリーやカメラ量販店などが多く、買い物やギャラリー巡りの一環として立ち寄ってもらうことも狙い、「写真文化の聖地」を目指す

営業時間の変更で平日は会社帰りに寄れるようにして、日曜にも営業を行う

オープン初日の5月9日は、カメラマンの山岸伸氏とカメラ誌アサヒカメラの佐々木広人編集長、さらに続いて写真家・清水哲朗氏のトークショーを開催。10日にも写真家・海野和男氏、PENシリーズのスライドショーに音楽を提供したDJ DAISHI DANCE・VJ WADAKENの両氏によるトークショーを行う。その後もセミナーやトークショー、勉強会などを随時開催。ギャラリー巡りの一環などに加えてもらうことで新たな人の流れを作りたい考えだ。

オープン初日と翌日にトークショーを開催。その後も随時イベントを行っていく

オリンパスプラザ東京の所在地は東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル。総床面積は729.03平方メートルで、11~19時までオープン。定休日は木曜日で日曜も営業する。

また同社は、5月23日に金沢市でカメラのメンテナンスと故障チェック、プロカメラマンによるトークショーを開催する「出張!無料カメラクリーニングサービス」を開催。大阪、福岡のオリンパスプラザでは「予約制・無料カメラクリーニングサービス」を実施し、今後もサポートの強化を図っていく考えだ。