タイではドナルドもタイ式でご挨拶

タイのマクドナルドでは、日本のてりやきマックバーガーは「サムライポークバーガー」として、また、期間限定のてりたまはこちらも期間限定で「マックショーグンポークバーガー」として提供されている。加えて、タイでは朝マックにローカルメニュー「パトンコー」「ジョーク」があることをご存知だろうか。

揚げパンを選べるソースで

パトンコーとは、スティック状の揚げパンのこと。中国や香港などには「油条(ヨウティヤオ)」と呼ばれる薄力粉で作られた揚げパンがあるが、これがタイではパトンコーと呼ばれている。食事を外食で済ますことが多いタイの人々は、通学や通勤途中に屋台でパトンコーを購入し、これを朝食としている。ちなみに、パトンコーには練乳をたっぷりつけて食べるのがタイ流だ。

朝マックのパトンコーは1本19バーツ(約69円)。練乳の代わりにチョコファッジ、ストロベリーソース(各10バーツ=約37円)、チーズソース(15バーツ=約55円)の3種類をディップとして用意している。

「パトンコー」(1本19バーツ=約69円)にチョコファッジ(10バーツ=約37円)をチョイス

タイらしくお粥にもパクチーが!

そして、ジョークはお粥(かゆ)のこと。これも、中国や香港などでも定番となっている朝食だ。パトンコーやジョークは、中華系が多く存在するタイだからこその朝マックメニューといえる。

ジョークにはポークとチキンがあり、それぞれ29バーツ(約106円)。ショウガ、ネギ、パクチーがトッピングされ、米の粒がトロトロになるまで煮込んであるお粥は、タイ料理にしてはめずらしい薄口の味。好みで目玉焼きをトッピングすることも可能だ(プラス10バーツ=約37円)。

朝から油っぽいものや辛いものが無理という人はもちろん、慣れないタイ料理で疲れた胃を休めたい人にもオススメ。ちなみに店舗によるが、朝マックメニューとはいえ、深夜から購入することもできる。お酒を飲み過ぎた後に食べるのもいいのでは?

「ジョーク」(29バーツ=約106円)のチキンバージョン

ご当地限定メニューは、定番メニューを現地の味にアレンジしているものもあるが、このパトンコーやジョークはタイの朝食そのもの。屋台はちょっと心配で挑戦できないという人も、ぜひ朝マックでタイの朝食に挑戦してみてほしい。

※1バーツ=3.65円で換算。記事中の情報は2015年3月取材時のもの