ベネッセコーポレーションはこのほど、「小学生がまちがえた漢字ランキング(2014年版)」を発表しました。この調査は「チャレンジタッチ」というタブレット型端末を活用した小学生たちのデータから導き出されたものだそうで、見てみると小学1年生では第1位が「男」(正答率38.8%)、2年生の第1位は「園」(正答率22.6%)などだそうです。

学年別まちがえやすい漢字ランキング(チャレンジタッチ調べ)

リーマンの皆さんは「『男』とか『園』とか今さら間違えないよー」と思うかもしれませんが、それは取り敢えず体をなしているだけの「正しくない漢字」レベルでの話。

漢字は単に形が似ていればイイというものではなく、早く正確に書くために必要な「書き順(筆順)」が正しいかどうか・トメ・ハネ・出る・出ない・くっつく・くっつかないなどの「字形」までしっかり表現されているかが重要。正直そこまで正しいかどうか問われちゃうとウムム……と唸ってしまうんじゃないでしょうか。

そこで今回マイナビニュースでは、子供のころたくさん漢字の読み書きを勉強したであろう「高学歴」な皆さんにチャレンジタッチを使った漢字のテストを行いました。今回挑戦していただいた皆さんは皆国立大学出身なので「受験でやらなかったから……」とか言い訳は通用しませんよ!?ということでいってみましょう!

<今回のチャレンジャー>
一人目:Aさん 神戸大学経営学部出身 偏差値は67
二人目:Nさん 大阪大学外国語学科出身 偏差値は68
三人目:Bさん 東京大学理科一類出身 偏差値72
※偏差値はベネッセコーポレーションのマナビジョンより(2015年3月現在)

<ルール>
チャレンジタッチを使って「小学1年生・2年生の漢字」を解いてもらう

漢字は自然と”出てきちゃいますね”

チャレンジ一人目は、神戸大学・経営学部出身のAさん。漢字、普段から書いてますか?「漢字を書く機会は減りましたね。ただ、自然と”出てきちゃう”んですよ。だからメモ書きなんかでも困ったことはありませんね」むむ、なんだか強気の発言です!早速こらしめて……いやチャレンジしてもらいましょう。

「偏差値を上げるコツはね、予習より復習重視。間違えたところを何度もやるのがいいんですよ」

「青」という字もしっかり「ハネ」があるかをチェックされます

書き順が正しいかどうか分かるのはタブレットならでは

そうこう言っているうちにAさん、間違えてしまったようです!「年」の書き順が違ったようですね。ザマー見やがれ……じゃなくて残念でした!

書道をやっていたので漢字は好きでした

続いてのチャレンジャーは大阪大学・外国語学科出身のNさんです。「外国語学部でしたが漢字は大好きでしたね。書道をやっていたから、漢字自体に親しみがあるんですよ」小さい頃から英語に触れる機会も多かったというNさん。英語も漢字も両方得意なんて羨ましいです。

「世界陸上の海外メディア対応をボランティアでしていました」すごいです

サクサクすすめられるんですね。三重丸いただきました

「車」って縦棒が先でしたっけ?後?

Nさんなんと全問正解です!学生時代はノートを綺麗に取ることにもこだわっていたそうなので、そういう日々の積み重ねが効いたのかもしれませんね。

癖で崩しちゃうんですよね

最後の挑戦者は、東京大学・理科一類出身のBさんです。「漢字ってまず形が綺麗ですよね。日本の字には”流れ”がある気がするんですよ」ほんと、漢字ってそういう書き順とか全部含めて「漢字」なんですよね。今回参加の3大学の中でも偏差値が最も高い東大理一の出身ということで、結果はいかに!?

「漢字って、書く時の”流れ”がすごく大切だと思う」

細かいところまで見られています!

「門」の最後はハネるが正解

ああーっと!Bさんまさかの失敗!「紙」という字について、付けるべきところが離れていたようです。合わせて「門」という字まで間違えてしまいました……。

「『紙』は崩して書いちゃいました。普段の癖が出ちゃったと思います。『門』は、6画目にハネるべきかどうかで悩んでドキドキしましたが、ハネるが正解だったんですね。小学2年生で意外と難しい漢字を習っていたんだなぁというのが感想です。難しいのは書き順の正しさですね」

ということでいかがでしたか?漢字の細かい書き順や字形になると自信がない…なんて方も多いと思います。将来自分の子供から「頼りない」なんて思われないためにも、今のうちに復習しておいたほうがいいかもしれませんね。あなたはどう思いましたか?