CPU性能が大きく向上した7変化ノート - 東芝「dynabook KIRA L93」

東芝の13.3型ノートPC「dynabook KIRA L93(L93/PG)」は、着脱可能なキーボードと360度回転ヒンジによって、7種類のスタイルで利用できる点が特徴だ。前モデル「L93/39M」との違いは、CPUにBroadwell世代のIntel Core i7-5500U(2.40GHz)を採用している点にある。前モデルのIntel Core i5-4210Y(1.50GHz)とは単に世代が異なるだけでなく、Core i5からCore i7へとグレードが上がり、さらにタブレット向けのYシリーズからモバイル/Ultrabook向けのUシリーズへと変更されているのだ。このことから、処理性能の大きな向上が期待できる。

CPUのTDP(消費電力量の目安)は11.5Wから15Wへ上昇しているが、バッテリ駆動時間は9時間から9.5時間と30分長くなった。Intel Core i7-5500UはcTDP(動作周波数を意図的に下げて消費電力を減らす機能)に対応しているため、その効用なのかもしれない。いずれにしても、バッテリ性能が向上するのはうれしいポイントだ。

そのほかのパーツ構成としては、メモリ容量が8GB、ストレージが128GB SSD、タッチ対応液晶ディスプレイの解像度が2,560×1,440ドットとなっている。サイズはW319.9×D227×H16.9mmでコンパクトかつスリムなのだが、重量が約1.75kgとやや重いのが残念。キーボードを取り外せば約1.3kgとなるので、持ち歩き時はタブレットスタイルで利用するといいだろう。

製品名 dynabook KIRA L93
量販店価格 240,000円前後
OS Windows 8.1 Update 64bit
CPU Intel Core i7-5500U(2.40GHz)
メモリ DDR3L 8GB
グラフィックス Intel HD Graphics 5500(CPU内蔵)
ストレージ 128GB SSD(SATA)
光学ドライブ -
ディスプレイ 13.3型、2,560×1,440ドット
タッチパネル ○(マルチタッチ)
有線LAN -
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth Bluetooth 4.0
センサー 加速度、地磁気、ジャイロ、照度
Webカメラ フロント92万画素、リア500万画素
主なインタフェース USB3.0×2、microHDMI、microSD/SDHC/SDXCカードリーダ、ヘッドホン出力
バッテリ駆動時間 約9.5時間(JEITA2.0)
本体サイズ W319.9×D227×H16.9mm
重量 約1.75kg