2月12日から神奈川県・パシフィコ横浜で開催されている「CP+2015」。シグマのブースでは、先日発表された単焦点コンパクト「SIGMA dp0 Quattro」をはじめ、artラインの「24mm F1.4 DG HSM」などが展示されている。

孤高のコンデジ? 「SIGMA dp Quattro」シリーズ

SIGMA dp Quattroシリーズは、撮像素子にFoveon X3の最新モデル「Quattroセンサー」を搭載した高級コンパクトカメラだ。基本的なデザインや操作性などは共通であり、単焦点レンズの焦点距離を変えたラインアップとして、現在は「SIGMA dp1 Quattro」と「SIGMA dp2 Quattro」の2モデルが発売されている。

先日発表された「SIGMA dp3 Quattro」は会場で手に取って使うことができた。同じく先日発表の「SIGMA dp0 Quattro」は、ガラスケース内の展示だったが、レンズの大きさからすぐにSIGMA dp0 Quattroだと分かるだろう。

SIGMA dp Quattroシリーズで最も広角なレンズを搭載するSIGMA dp0 Quattro。レンズ部の表記から、現状では最短撮影距離は18cmになるようだ

SIGMA dp3 Quattroはデジタルカメラ体験コーナーで手に取ることができる。同時に発表されたコンバージョンレンズ「FT-1201」が付いたSIGMA dp3 Quattroも

フルサイズカメラに対応した24mm F1.4 DG HSM

F1.4の明るさを持つ「24mm F1.4 DG HSM」は体験コーナーにある。F1.4のレンズは現在、35mmと50mmが発売されており、いずれも画質には定評がある。このレンズも同様に画質優先のため、大きなサイズと重い本体は仕方ないところだろう。

「24mm F1.4 DG HSM」は665gと重く、EOS Kissに装着するとレンズがより大きく見える

Contemporaryラインの超望遠ズームレンズ

150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary」も先日発表されたレンズだ。すでに発売されている「150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports」は、同じ焦点距離で超音波モーターや手ぶれ補正機構などの機能も同じだが、Sportsラインなので堅牢性や高い防水性などが相違点。レンズ構成も異なるため、画質も同じではないという。

ただ、ほぼ同じ機能を10万円程度安く手に入り、質量も軽いので、用途によってはContemporaryラインを選ぶ人も多いだろう。2製品とも体験コーナーにあり、比べてみることができた。

Contemporaryラインの「150-600mm F5-6.3 DG OS HSM」

こちらはSportラインの「150-600mm F5-6.3 DG OS HSM」。よく見るとフードも異なるほか、三脚に付けたままカメラを90度回せる仕組みなどがある

交換レンズ体験コーナー

CP+のシグマブースではおなじみになった交換レンズ体験コーナーは、シグマのレンズを自分のカメラに付けて使い勝手などを体験できるコーナー。カメラ店で展示されていない、または展示する店舗がすくないレンズを試せる貴重な場だ。

交換レンズ体験コーナー

シグマの製品はすべて日本国内で生産されている。もっとアピールしてもいいように思うが、ブースでは技術を紹介するコーナーにひっそりとその表記が。

ものづくりコーナーではシグマ技術を紹介している