シグマは2月10日、超望遠ズームレンズ「SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM」を発表した。発売日は未定で、希望小売価格は税別150,000円となっている。マウントはシグマ用、キヤノン用、ニコン用を用意する。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM(三脚座は取り外し可能)

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSMは、高画質かつ小型・軽量を実現するプロダクトライン「Contemporary」初の超望遠ズームレンズ。FLDガラス1枚とSLDガラス3枚の採用や、レンズ配置のパワー配置最適化などによって、望遠側での倍率色収差、ズーム全域での諸収差を補正する。フレアやゴースト対策にスーパーマルチレイヤーコートを採用。逆光時でもコントラストの高い描写を実現する。

そのほか、加速度センサーを用いた手ブレ補正OS機構は、一般的な撮影向けのモード1と、流し撮り向けのモード2を用意。マウント部に施されたシーリングによる簡易的な防塵・防滴性能、主要な焦点距離ごとにズームリングを固定できる「ズームロックスイッチ」、取り外し可能な三脚座など、使い勝手にも考慮された設計となっている。

主な仕様は、レンズ構成が14群20枚で、絞り羽枚数が9枚(円形絞り)、焦点距離が150-600mm、開放絞りがF5-6.3、最小絞りがF22。最短撮影距離は280cm、最大撮影倍率が1:4.9。フィルターサイズは95mm、本体サイズは最大径が約105mm、長さが260.1mm、重量は1,930g。

広角端(写真左)と望遠端(写真右)。いずれもフードを装着した状態