期待の新世代ミドルレンジGPU

NVIDIAの新型GPU「GeForce GTX 960」が登場、搭載グラフィックスカードが各社より発売となった。GTX 960は第2世代Maxwell初のミドルレンジ製品。発売が確認できたのは9社の16モデルで、価格は3万円台前半が中心だ。

「GeForce GTX 960」搭載グラフィックスカードが各社より発売に

GTX 960のCUDAコア数は1,024基と、最上位モデルGTX 980のちょうど半分。またメモリも、容量が4GB→2GB、バス幅が256ビット→128ビットと、それぞれ半減している。その一方で、消費電力は120Wに抑えられており、補助電源コネクタが6ピン×1のみで良いのが大きなメリットだ。

参考記事:【レビュー】第2世代Maxwellのメインストリームモデル「GeForce GTX 960」を試す - 驚異のワットパフォーマンスは健在か?
発売された各モデルのコアクロックと価格は以下の通り。GTX 960のコアクロックは1,127/1,178MHz(ベース/ブースト)が標準であるが、全てがオーバークロックモデルだ。VGAクーラーもオリジナルの製品がほとんどなので、選び甲斐があるだろう。なお多くのモデルでセミファンレスが採用されているが、これは好みが分かれる所かもしれない。
■各モデルの仕様と価格
メーカー 製品名 クロック 電源 価格
ASUS STRIX-GTX960-DC2OC-2GD5 1228/1291MHz 6ピン 34,000円前後
MSI GTX 960 GAMING 2G 1216/1279MHz 8ピン 32,500円前後
GTX 960 2GD5T OC 1178/1241MHz 6ピン 30,000円前後
GIGABYTE GV-N960G1 GAMING-2GD 1241/1304MHz 6+6ピン 34,500円前後
GV-N960WF2OC-2GD-GA 1216/1279MHz 6+6ピン 32,500円前後
GV-N960IXOC-2GD 1165/1228MHz 6ピン 30,000円前後
ELSA GeForce GTX 960 2GB S.A.C 1178/1241MHz 6ピン 36,000円前後
ZOTAC ZT-90307-10J 1266/1329MHz 6ピン 33,500円前後
ZT-90306-10J 1177/1240MHz 6ピン 29,000円前後
Inno3D C960-2SDN-E5CNX 1329/1393MHz 6+6ピン 32,184円(ツクモ)
N960-1DDV-E5CNX 1178/1241MHz 6ピン 28,944円(同)
Palit NE5X960T1041-2060J 1279/1342MHz 6ピン 31,299円(ドスパラ)
NE5X960S1041-2060F 1165/1228MHz 6ピン 28,598円(同)
GALAX GF PGTX960-EXOC/2GD5 1203/1266MHz 8ピン 30,800円(BUY MORE)
GF PGTX960-OC/2GD5 MINI 1165/1228MHz 6ピン 28,980円(同)
玄人志向 GF-GTX960-E2GB/OC/SHORT-GA 1165/1228MHz 6ピン 29,000円前後

ASUSの「STRIX-GTX960-DC2OC-2GD5」。STRIXシリーズの新モデルだ

MSIの「GTX 960 GAMING 2G」。TWIN FROZR Vクーラーを搭載する

GIGABYTE「GV-N960G1 GAMING-2GD」は、トリプルファンを採用

「GV-N960IXOC-2GD」は17cmのショート基板を採用。Mini-ITXに最適だ

ELSAの「GeForce GTX 960 2GB S.A.C」はS.A.C静音ファン搭載モデル

Inno3Dの「C960-2SDN-E5CNX」はトリプルファンクーラーで超高速

ZOTACの「GeForce GTX 960 AMP Edition」(ZT-90307-10J)

バックプレートに「METAL GEAR SOLID V」のイラスト入り

Palitの「NE5X960S1041-2060F」。リファレンスのクーラーは逆に珍しい

GALAXの「GF PGTX960-EXOC/2GD5」。出力端子はDP、HDMI、DVI-I、DVI-D