池袋から徒歩3分で47都道府県とつながる「WACCA IKEBUKURO(ワッカ イケブクロ)

不動産情報会社による「住みたい街ランキング」や「全国人気の街ランキング」などで、幅広い層に支持されている街・池袋。池袋駅周辺も、回遊性を高めるデッキや駅前広場の整備、LRT(次世代型路面電車)新設など大開発が予定されている。そんな街に9月19日、47都道府県とつながる食と生活の提案型施設「WACCA IKEBUKURO(ワッカ イケブクロ)」(以下、WACCA)が誕生した。

「日々、人と人、人と地域をつなげる場」

池袋駅東口から歩いて3分という好アクセスの「WACCA」は、その名の通り"輪=つながり"をコンセプトにしている。ロゴの中に2つの"輪"があるほか、日々の"日"を輪の中に閉じ込めることで、「日々、人と人、人と地域をつなげる場」を目指すと運営会社である栄真の旗栄一郎(「旗」は竹冠に旗)代表取締役社長は話す。

外観はリーフ(葉)をモチーフにすることで、「ともに成長する」イメージを有機的にデザイン。1階から吹き抜けになった館内は、開放感とともにショップとショップが自然に調和する印象を与えてくれる。また、オープンを記念して9月28日まで、4階の総合音楽教室「ヤマハミュージックアベニュー池袋」の側では講師によるライブ演奏が行われており、館内に優しい音色が響き渡る。

池袋で全国をつなぐ「Lupe」

館内には衣食住をテーマとした27のテナントがそろっているが、中でも「WACCA」ならではの空間と言えば、5階の中央に設けられた料理実験施設「Lupe(ルーペ)」である。オープンキッチンや収録スタジオを備えた「Lupe」では、料理教室やシアター上演、マルシェなど様々なイベントが可能。この場所で47都道府県が有機的につながるよう、年間を通じて全国の自治体・企業と連帯したイベントを展開していくという。

「Lupe(ルーペ)」で日本全国の魅力を再発見

その第1弾として、9月19日・20日にはテーブル上でいわき旅行を体験するディナーレストラン「いわき/FOOD/トラベル 2014」(参加費5,000円)など、福島県のいわきの魅力を伝えるイベントを開催。また、「Lupe」と連動して、1階の広場では作り手の心が詰まった産品を集めた「いわきマルシェ」もオープンする。地域イベントとしては、10月6日~12日には佐賀県の武雄の食をテーマにした「武雄市ウィーク」も実施する。

各地域のイベントのほかにも、梅酒が飲み放題の「特別出張Bar! 梅酒ダイニング明星」(9月23日/参加費2,000円)や、厳選した映画音楽を生演奏する「スターチャンネル 映画音楽プレミアム演奏会」(9月25日・26日)、映画×グルメ×香川のコラボイベント「おいしい映画祭 from 香川 - 瀬戸内海賊物語」(9月27日・28日)、NHKの「きょうの料理」のトークショー&番組収録「みんなのきょうの料理食堂」(10月3日~5日)など様々なジャンルのイベントを予定。イベント情報は随時、ホームページで紹介している。

9月19日・20日には「Lupe」と連動した「いわきマルシェ」が1階オープン

猫愛もコスプレ愛も分かってくれるサービス

地下4階から8階までの館内には、「パーキング」「カフェ&ライフスタイル」「ホビー」「カルチャースクール」「クラブダイニング(+キッチンスタジオ)」「ブライダル」のフロアを用意。100台収納できる自走式地下駐車場では、各フロアのテーマカラーに合わせた「太陽と自然」がテーマの写真と自然環境音で、"世界一ハッピーな駐車場"を目指している。

地下4階~地下1階は"世界一ハッピーな駐車場"

1階には、同店が1号店となる"生タピオカ"を使用したドリンクスタンド「sisters(シスターズ)」が出店している。タピオカはたっぷりのお湯でゆで上げて冷水で手もみをすることで、もっちりとした食感を追求。常にできたてを味わえるよう、一日に少量ずつ何度も仕込んでいるという。

炊いてから3~4日熟成させた"寝かせ玄米"を提供する「寝かせ玄米おむすび いろは」では、昼はおかずや汁を自由に組み合わせできる定食を、夜は地酒と季節の肴を心行くまで味わえる。飛騨高山産のヒノキを用いたテーブルで味わう品々は、心身ともに健康を促してくれるだろう。

"生タピオカ"が味わえる「sisters(シスターズ)」。写真はイチゴ・ヨーグルト・マンゴーの「トリプルフローズン」税別330円

身体にいいものをこころゆくまで楽しめる「寝かせ玄米おむすび いろは」は、テイクアウトも可能。日替わりおむすびは随時12種類程度そろう

「ライフスタイル」がテーマの2階には、猫好きじゃなくても足を止めずにいられない猫専門店「necosekai」がある。猫想い・猫と遊べるアイテムや猫がモチーフの雑貨など、あらゆるシーンで猫を楽しめる品々が並ぶ。また、ほかではなかなかお目にかかれない珍しい品種の子猫もおり、ただ眺めているだけでも顔がほころんでしまう。

「necosekai」では愛らしい子猫たちにも会える。時間帯によってはみんなお昼寝中かも……

たとえ猫好きじゃなかったとしても、テンションが上がってしまうはず

3階のフロア一面に展開している手芸専門店「ユザワヤ」では、池袋の街を意識した商品も展開。アニメ好きの女子たちが集う東池袋の乙女ロードなど、アニメやコスプレの文化が盛んな池袋でのニーズに応えられるよう、コスプレのためのウィッグやキャラクターメイク用品、衣装に使える布などを充実させている。

「ユザワヤ」では池袋を味わうためのグッズもそろえている

焼肉ランチやサンバ&シュラスコも

4階には総合音楽教室「ヤマハミュージックアベニュー池袋」のほか、スペシャルティコーヒー&プレミアムポップコーンの「Bean&Pop」があり、5階には「Lupe」を中心に5つの飲食店が並ぶ。サンバとともにシュラスコ料理を味わえるブラジルレストラン「TUCANO'S(トゥッカーノ)」や築地直送の魚や産地直送の野菜をメインとした「DINING 快」などジャンルはそれぞれ。国産牛シェアナンバーワンのJAが全国のこだわり国産牛でもてなす「焼肉本舗 ぴゅあ」では、ランチから極上の国産牛をリーズナブルな価格で楽しめる。

9月28日まで、「ヤマハミュージックアベニュー池袋」横で生演奏が楽しめる

「Bean&Pop」ではドリンクは350円から、プレミアムポップコーンは470円から取りそろえている

「TUCANO'S(トゥッカーノ)」で本場のシュラスコ料理を

「焼肉本舗 ぴゅあ」で厳選された国産牛を(写真はライス・スープ・サラダ・キムチ付きの「国産牛カルビランチ」税込1,000円)

6階~8階は「ブライダル」フロアになっており、高さ7mのドーム型の天井と12mのバージンロードを備えたチャペルをはじめ、パーティースペースやカフェ&バーを設置。いつまでも記憶に残る、池袋エリア最大の都市型プライダルを提案してくれる。なお、6階~8階は10月1日にオープンする。

革新を続ける池袋のど真ん中に誕生した「WACCA」は、街とともに成長していく存在。「Lupe」を通じて47都道府県の魅力を再発見するもよし、池袋という街の生活を彩るヒントを求めるもよし。「WACCA」が織り成す"輪"の中に、あなたも一歩踏み出してみてはいかがだろうか。

※記事中の情報・価格は2014年9月取材時のもの